勉強会の開催について
協会では講座の他に、勉強会を多数開催していきたいと考えています。
なぜ勉強会主体なのか。
それは、ヨガセラピーおいて大切なのは、理論や技術の習得だけではなく、自ら学び、考え、行動に移していく力をつけていくことにあるからです。
理論や臨床検証は大切です。それがないと社会で安心して使っていただくことができないからです。
しかし、ヨガセラピストにとってそれは出発点にしか過ぎません。
ヨガセラピーが取り組む様々なテーマにおいて、社会に対ししっかりした提案をしていくためには、ヨガのテクニックや理論の学びだけでは十分ではなく、実践のためのシステムデザインの視点が大切になってきます。

ヨガセラピーの良さをしっかり自分たちに落とし込むには、現場で何が問題となっているのかを話し合い、アイデアを出し合い、体感し合うこと。特に日本人は、勉強するのは得意ですが、アウトプットが苦手だと言われています。
協会の勉強会は、インプットしあい、お互いに励ましあいながらアウトプットにまでつなげていくエンジンとなりたいと考えています。

勉強会にはテーマに関心がある方であれば、どなたでもご参加いただけます。
なお参加に際し、課題図書が指定されることがあります。各自事前に購入の上、読了が参加条件です。
参加者同士の単なる対話ではなく、これからのメディカルヨガのJapan Way 創出のための対話を大切にしていきます。
勉強会の開催予定につきましてはこちらをご覧ください。
Photo by Nozomi Fujimura
クレドについて:言葉のガイドライン

一般社団法人日本ヨガメディカル協会の理念や倫理規定が記載された手帳「クレド」のご紹介です。
クレドとは同じ感性と価値を共有し、同じものさしで行動できるよう心を導く、言葉のガイドラインです。

手帳には、ヨガセラピーやメディカルヨガという言葉の定義、協会の倫理規定、などが記されております。

また、手帳の一番最後には、協会の理念にご賛同いただき、ご入会をいただきました証として「会員の証」のページもございます。(一般会員、学生会員、正会員が対象です。正会員制度は準備中となります)

ヨガセラピーの気づきを記す、自由記入欄もございます。
ぜひウェブサイトの協会の理念についてご一読いただき、この機会にご入会をご検討ください。
https://yoga-medical.org/guide/
「医療、介護の現場に活かすメディカルヨガ体験・入門講座」が開催されました。
2017年1月23日(月)、24日(火)横浜にて、
「医療、介護の現場に活かすメディカルヨガ体験・入門講座」
” ウォーミングアップ ” と ” 安心椅子ヨガ ” がそれぞれ初開催されました。
その模様をご報告いたします。
(写真は ” 安心椅子ヨガ “です。)

まずは当協会公認コーチと参加者の皆様で自己紹介をいたしました。
講座への参加理由は皆様それぞれです。

協会では4枚のカードをご用意しています。
入門・体験講座では1枚のカードをじっくりと学びます。
カードがどういった病気や症状を持った方に向いているのか、
どういった環境の時に向いているのか考えていきました。

患者さんになったつもりで、体験。

実際にやってみると、手の置く場所ひとつ、心地よい位置は人それぞれだと気付きます。
左右で動き具合に違いがある場合、例えばご自身の患者さんで片麻痺の方に伝えるには…
などと疑問も湧いてきて、コーチへ質問も出ていました。

参加者の方々同士でポーズを伝え合ってみます。
伝える人が変わると新たな発見があります。

ポーズのアレンジについても考えてみます。
どのようにしたら、安全で快適にポーズがとれるのか、
現場を想像し、アレンジの想像を膨らませていきます。

ヨガを体験し、伝え合う中で、
皆様がどんどんリラックスされている様子が伝わってきました。
「最初はこのカード一枚だと物足りないのではと思っていましたが、
そんなことはなくて十分でした。
胸に手を当て呼吸をしていると、自分を大切にしようという思いが湧いてきました。
ヨガを教えるのは難しいかなと思っていましたが、伝えたい気持ちになりました。」
など、皆様と感想を語り合い。

打解け合って素敵な笑顔です。
(写真掲載の許可をいただいております。)
体験・入門講座は下記の予定で、お申込みを受付しております。
2月21日(火)14:00〜16:30(ウォーミングアップ)
2月28日(火)14:00〜16:30(ゆっくり呼吸ヨガ)
3月21日(火)14:00〜16:30(安心椅子ヨガ)
3月28日(火)14:00〜16:30(筋力、代謝アップヨガ)
(いづれも横浜開催。4月以降の開催は未定。)
詳細、お申込みは「勉強会・講座のご案内」ページをご覧ください。
「医療、介護の現場に活かすメディカルヨガ体験・入門講座」が開催されました。
2017年1月23日(月)、24日(火)横浜にて、
「医療、介護の現場に活かすメディカルヨガ体験・入門講座」
” ウォーミングアップ ” と ” 安心椅子ヨガ ” がそれぞれ初開催されました。
その模様をご報告いたします。
(写真は ” 安心椅子ヨガ “です。)

まずは当協会公認コーチと参加者の皆様で自己紹介をいたしました。
講座への参加理由は皆様それぞれです。

協会では4枚のカードをご用意しています。
入門・体験講座では1枚のカードをじっくりと学びます。
カードがどういった病気や症状を持った方に向いているのか、
どういった環境の時に向いているのか考えていきました。

患者さんになったつもりで、体験。

実際にやってみると、手の置く場所ひとつ、心地よい位置は人それぞれだと気付きます。
左右で動き具合に違いがある場合、例えばご自身の患者さんで片麻痺の方に伝えるには…
などと疑問も湧いてきて、コーチへ質問も出ていました。

参加者の方々同士でポーズを伝え合ってみます。
伝える人が変わると新たな発見があります。

ポーズのアレンジについても考えてみます。
どのようにしたら、安全で快適にポーズがとれるのか、
現場を想像し、アレンジの想像を膨らませていきます。

ヨガを体験し、伝え合う中で、
皆様がどんどんリラックスされている様子が伝わってきました。
「最初はこのカード一枚だと物足りないのではと思っていましたが、
そんなことはなくて十分でした。
胸に手を当て呼吸をしていると、自分を大切にしようという思いが湧いてきました。
ヨガを教えるのは難しいかなと思っていましたが、伝えたい気持ちになりました。」
など、皆様と感想を語り合い。

打解け合って素敵な笑顔です。
(写真掲載の許可をいただいております。)
体験・入門講座は下記の予定で、お申込みを受付しております。
2月21日(火)14:00〜16:30(ウォーミングアップ)
2月28日(火)14:00〜16:30(ゆっくり呼吸ヨガ)
3月21日(火)14:00〜16:30(安心椅子ヨガ)
3月28日(火)14:00〜16:30(筋力、代謝アップヨガ)
(いづれも横浜開催。4月以降の開催は未定。)
詳細、お申込みは「勉強会・講座のご案内」ページをご覧ください。
精神科・心療内科医の川野泰周先生からのメッセージ
当協会メディカルサポーターにご就任の川野泰周先生よりメッセージをいただきました。
【日本ヨガメディカル協会 メディカルサポーター就任に寄せて】
世界の精神科診療において、薬物療法とともに心理療法をはじめとする非薬物療法の重要性はすでに広く認識されており、時には向精神薬を上回る効力をもたらすことがエビデンスとして証明されています。
昨今急速に医療、ビジネス、スポーツなどの分野で広まりを見せている「マインドフルネス」も、日本の「禅」に源流を有することから、東洋思想が心身の安寧に大きく寄与するものとしてとりわけ欧米において受け入れられています。
しかし我が国においては、いまだ宗教への負のスティグマや、精神医療システムの制約などから、こうした心理療法が十分に活かされているとは言い難い状況です。ヨガは禅よりもはるか昔、古代インドの瞑想法から発展した、いわば「直系」ともいえる心身の調整法であり、各国で心理療法的アプローチの一つとして認知されつつあることも自然な流れであると考えます。日本における近年のヨガ習慣の広まりは、もう一度私たちの心と体に、東洋の精神性を呼び覚ます大きなきっかけとなるはずです。
精神科医でありながら禅の修行にその精神を学ばせていただいた私にとって、日々の診療の中で、いかにして患者さんに「自らと向き合う」心のありかたを落とし込めるかが治療の重要な鍵であると実感しています。
本協会の活動は、こうした、人間が本来持って生まれた自己認識力、ひいては自己治癒力を最大限に引き出すヨガの実践を、我が国において医療場面で導入してゆこうという、大変希望に満ちた取り組みです。
まさしく新時代の医療でありながら、人間存在の原点に立ち返ることを目指す当協会の活動に、少しでも貢献できればと願っております。
川野泰周先生 プロフィール
精神科・心療内科医/臨済宗建長寺派林香寺住職。
1980年横浜生まれ。2004年慶応義塾大学医学部医学科卒業後、精神科医として診療に従事。2011年より建長寺専門道場にて3年半にわたる禅修行、2014年末より横浜にある臨済宗建長寺派林香寺住職となる。現在寺務の傍ら都内及び横浜市内にあるクリニック等で、うつ病、神経症、PTSD、睡眠障害などに対し薬物療法と並び禅やマインドフルネスの実践を含む心理療法を積極的に取り入れた診療にあたっている。

第一回カンファレンスにもご参加いただきました。
先生のご著書はこちら
http://book.impress.co.jp/aruaru-kokoro/