協会についてメディカルサポーター

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メディカルサポーターとは

日本ヨガメディカル協会では、協会の理念に賛同し医療者としての立場からヨガの健全な普及に努める、協会外部の医療従事者のみなさまをメディカルサポーター(医療介護専門職サポーター)と定義します。
メディカルサポーターは、医療現場へのヨガの普及・医療におけるヨガの啓発・臨床研究などで日本ヨガメディカル協会の活動にご協力いただきます。
また、日本ヨガメディカル協会は、医療現場にヨガを普及するためのメディカルサポーターの活動に対して協力・支援を実施するなど、互いに協力関係にあります。

ご就任いただける方は

患者さまの治療の補完や医療スタッフの健康維持にヨガを推奨してくださる医療・介護従事者の方にご就任をお願いいたしております。
ご就任にあたり費用や労務は一切発生いたしません。また、ヨガ経験の有無も関係ありません。
ご就任いただきました際には、当協会作製のヨガセラピーの定義を記した手帳の贈呈と、ヨガセラピーに関するメールニュースを定期的にお送りさせていただきます。

ご就任をいただけます方は協会のお問い合わせフォームよりお問い合わせ内容に「メディカルサポーター」とご記入の上、ご連絡をお願いいたします。
折り返し、担当者よりご連絡をさせていただきます。

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サポーターご挨拶

大野 真司
がん研有明病院 乳腺センター長
日本ヨガメディカル協会 メディカルサポーター

乳がん患者さんは体だけでなく心も傷ついていて、術後1年間に治療が必要な適応障害やうつ状態の方は20-25%と報告されています。米国の乳がん治療専門施設では、患者さんのケアのために積極的にヨガが導入され、ヨガが患者さんの生活の質(Quality of life)向上に役立つことがたくさんの論文で発表されています。

しかし、日本ではこのようながん患者におけるヨガの効果についてはほとんど知られていません。
そこで、患者さんの会だけでなく、医療者にも知ってもらうために私が関わる医師や看護師の会で、日本ヨガメディカル協会の岡部先生にヨガの講義と実演をしていただきました。

具体的に行っていただいた講義、実演は以下のとおりです。

  • 2012年11月17日(福岡):
    再発乳がん患者さんのための市民公開講座
  • 2015年8月8日(東京):
    医師を対象としたAdvanced Care Planning勉強会
  • 2015年9月6日(神戸):
    看護師を対象としたブレストケアナースセミナー
  • 2016年1月31日(福岡):
    乳がん体験者と医療者を対象としたWith You Kyushu ~あなたとブレストケアを考える会~、講演タイトル「呼吸の波に揺れながら〜ヨガで急がず休まず」
  • 2016年6月17日(東京):
    第24回日本乳癌学会総会での患者セッション

「串刺しの心と書いて患者です」という川柳があるように、がんと診断された患者さんの心痛ははかりしれません。そして病気を治すためとはいえ、がん治療によって身体的にも後遺症で苦しむことは少なくありません。
日本人の20人にひとりががんサバイバーで、多くの人が心身のケアを必要としています。

現在の医療はEvidence Based Medicineが重要とされています。すでにたくさんのEvidenceが存在し、世界の一流がん専門施設が取り入れているヨガを日本でも医療に導入することが望まれます。

ヨガに関する多くの医学研究における科学的データが明らかにしてきたように、ヨガによって患者さんの心身の苦痛が軽減されます。これから日本でもメディカルヨガが広く社会に浸透していくことで一人でも多くの患者さんの状態がより良くなることを期待しています。

メディカルサポーターのご紹介

掲載順:Webサイト公開時(2020年3月)までは50音順、その後はご就任順

医師

大野真司 公益財団法人 がん研有明病院 院長補佐 乳腺センター長

岡 孝和 国際医療福祉大学病院 心療内科部長

ヨガは健康な人のみならず、慢性疾患を抱えている人のストレスを軽減するための優れた方法であり習慣です。臨床効果に関する優れた論文も増えてきており、またストレスを改善する機序に関する研究成果も日進月歩です。
ただし、何らかの病気を抱えている人がヨガを練習する際には、主治医と担当のヨガ指導者からきちんとアドバイスをうけることが大切です。
医学的な治療を受けたうえで、日常生活の中に上手にヨガを取り入れてほしいと思います。

柏葉匡寛 社会医療法人博愛会 相良病院 乳腺科 臨床研究センター長

門倉玄武 諏訪中央病院 腫瘍内科 腫瘍内科医長

川野泰周 RESM 新横浜睡眠・呼吸 メディカルケアクリニック 副院長

世界の精神科診療において、薬物療法とともに心理療法をはじめとする非薬物療法の重要性はすでに広く認識されており、時には向精神薬を上回る効力をもたらすことがエビデンスとして証明されています。
昨今急速に医療、ビジネス、スポーツなどの分野で広まりを見せている「マインドフルネス」も、日本の「禅」に源流を有することから、東洋思想が心身の安寧に大きく寄与するものとしてとりわけ欧米において受け入れられています。
しかし我が国においては、いまだ宗教への負のスティグマや、精神医療システムの制約などから、こうした心理療法が十分に活かされているとは言い難い状況です。

ヨガは禅よりもはるか昔、古代インドの瞑想法から発展した、いわば「直系」ともいえる心身の調整法であり、各国で心理療法的アプローチの一つとして認知されつつあることも自然な流れであると考えます。日本における近年のヨガ習慣の広まりは、もう一度私たちの心と体に、東洋の精神性を呼び覚ます大きなきっかけとなるはずです。

精神科医でありながら禅の修行にその精神を学ばせていただいた私にとって、日々の診療の中で、いかにして患者さんに「自らと向き合う」心のありかたを落とし込めるかが治療の重要な鍵であると実感しています。

本協会の活動は、こうした、人間が本来持って生まれた自己認識力、ひいては自己治癒力を最大限に引き出すヨガの実践を、我が国において医療場面で導入してゆこうという、大変希望に満ちた取り組みです。
まさしく新時代の医療でありながら、人間存在の原点に立ち返ることを目指す当協会の活動に、少しでも貢献できればと願っております。

熊倉みなみ 群馬大学医学部附属病院 医師

駒野宏人 岩手医科大学薬学部 薬学部神経科学分野 教授

笹岡大史 春日部在宅診療所ウエルネス  院長

日本ヨガメディカル協会のご発展を祈念して
 
私は、急性期医療に循環器内科医として長く関わり、心臓を中心とした救命救急医療を行って来ました。その後、社会構造の高齢化や複雑化の進展により超高齢および高ストレス社会となり、急性期医療の限界を知るとともに介護や精神科医療に興味を持ちキャリアチェンジをして来ました。
 
ヨガに興味を持ったきっかけは、介護や精神科医療の現場を見ていると、薬物療法では対応困難な認知症や精神疾患の患者さんが沢山いることを知ると共に、日本では非薬物療法としての様々なエビデンスのある療法の認識が遅れているのではないかという危機感を持ったことからでした。ちょうどその頃に、協会の会員でもある福本里美様からの紹介で一般社団法人ヨガメディカル協会の第1回カンファレンス「 医療とヨガセラピーのJapan Way」に参加をしました。カンフェレンスがキッカケで、参加者同士で精神科医で林香寺住職の川野泰周先生、バラ折り教室の小野田嘉子様、愛誠病院ヨガクラス平山綾子様との交流にも発展しました。
 
さらには、私自身が健康増進の必要性を感じていたものの、ハードトレーニングをするようなジムに通うのも躊躇し、代表の岡部朋子様に相談したところ、自宅近くのヨガ教室を紹介して頂きヨガを始め、週1回のペースで休むことなくヨガを続けることが出来ており、体験としてヨガの良さを実感することが出来ています。それまでは4000年以上も続くヨガの歴史こそが、間違いのない健康増進のエビデンスであると考えていたものの、ヨガを経験するキッカケがありませんでした。
 
医学的にヨガの運動を考えると、メカニカルに関節や骨格筋の機能改善はもちろんですが、身体の生命維持装置である心拍、呼吸、循環動態、免疫機能、精神状態をつかさどる、自律神経系のバランスを整える効果が大きいと考えています。神経は、体性神経と自律神経に分類出来ますが、体性神経は「運動神経」と「知覚神経」があり、自分の「意識」で動かすことや感じることの出来る神経です。逆に自律神経は「自律」した活動をしており意識が出来ないものですが、長期的な健康維持をするために自律神経の安定化は必要不可欠であり、健康は成り立たないものです。ヨガは身体機能を高めるとともに精神を統一し、心身合一を実践するものです。精神性が整うと健康的な生活習慣を続けることが出来るようになり、結果的に身体疾患の予防にもなります。
 
ヨガの運動を分析すると、医学的にも高齢者や障害を持っていても実践出来る理想的な運動であると考えられます。運動前後に行うストレッチには、動的ストレッチと静的ストレッチがあります。動的ストレッチは準備運動のように、体を動かしながら交感神経活性を高め、筋肉の最大パフォーマンスを発揮するための体の準備をすると考えられます。また、静的ストレッチは運動後のクールダウンし交感神経優位の状態から副交感神経とのバランスを整え、疲労回復や筋の発達促進、柔軟性向上の効果が期待されます。ヨガは、動的・静的ストレッチの双方の要素を持っています。
 
さらに、筋収縮の種類には、静的な等尺性収縮(アイソメトリック、長さが一定)と、動的な等張性収縮(アイソトニック、張力が一定で動く)、等速性収縮(アイソキネティック、伸び縮みの速度が一定)の3様式があります。静的な等尺性収縮トレーニングは、ダンベルやマシンなどを使って行う動的な等張性収縮による筋トレに比べると筋肥大効果を得るには不利ですが、正しく行えば筋力増強や引き締め効果を得ることが可能です。また、静的運動は姿勢の矯正や保持を含めた、筋持久力アップに顕著な効果が期待されます。
 
ヨガは、動的にポーズを変化させながら、呼吸法を用いて自律神経を整えつつ、筋肉の動的静的な運動を通して健康増進を進める理想的な運動ではないでしょうか。これからの医療は、発病後の治療だけではなく、未病の段階から健康増進をする予防医療の大切さを忘れてはならないと考えます。日本ヨガメディカル協会の活動が、国民の健康を支える上で、重要な存在となることを確信しています。
 
この度、メディカルサポーターとして協力をさせていただけることになり、協会の発展に関わっていけることを、末長く楽しみにしています。

杉本公平 獨協医科大学 埼玉医療センター リプロダクションセンター長

高木篤 消化器内科

高久秀哉 水戸済生会総合病院 外科医師

高宮有介 昭和大学医学部

多田博子 あやせ循環器クリニック 院長

辰元宗人 獨協医科大学病院 医療安全推進センター 教授

片頭痛と過敏症(光・音・香り)の研究から得られた見地をもとに、体に優しい環境づくりや暮らし方を提案しています。ヨガに秘められた可能性は非常に大きく有用と考えられ、片頭痛の人にとって積極的に出来るセルフケアのひとつとなるのでは、と期待しています。
また、医学・看護学生の教育にマインドマップという思考ツールを使っています。マインドマップを用いて、解剖→機能→障害(症状)→疾患へ関連づける学習方法は、ヨガセラピストにも有用でないかと考えています。

土屋静馬 昭和大学 医学教育学講座

中野輝基 医療法人社団悠翔会 精神科医

中野陽子 メディカルトピア草加病院 麻酔科医

宮本謙一 在宅療養支援クリニック かえでの風たま・かわさき 院長

(故)矢形寛 埼玉医科大学総合医療センター ブレストケア科 教授

山口博志 ひろ乳腺クリニック 院長

山本典子 やまもとクリニック 院長

多田羅竜平 大阪市立総合医療センター 医師

北村アキ あき循環器心臓リハビリクリニック 医師

長谷川望 高橋医院 院長

北野 克宣 医療法人 菅井内科 副院長

我が国の平均寿命は世界一ですが、健康寿命との間に男性で8.96年、女性で12.37年の乖離があります(WHO,2022)。世界に先駆けて少子高齢化が進む中、生産年齢人口の急激な減少が社会保障制度を脅かしています。加えて現代は不安定・不確実・複雑・曖昧なV U C A世界と称され、めまぐるしく変化する環境に適応するストレスにさられています。これらの課題に対し定年の延長や廃止、学び直し支援、健康経営の推進、過重労働対策やメンタルヘルスケアなどの取り組みが始まっていますが、2040年には人口の35%が65歳以上となる超超超高齢社会に突入するため、健康寿命の延伸(アンチエイジング*)が大前提です。

もちろん、健康とはそのような社会的意義だけではありません。WHOは健康を、“単に病がないとか虚弱がないということではなく、肉体的、精神的、社会的に全てが満たされた状態(Well-Being)である”と定義しています(WHO憲章,1946)。私たちは周囲の環境や人間関係およびそれらに対する認知に基づき、感情や行動を(意識・無意識を問わず)選択しながら生活しています。つまり“全人的な健康**(Well-Being)”は、肉体面だけでなく、精神面(知・情・意)、社会面(他者・環境)という構成要素の乱れを調え満たすことで初めて成り立つと言えます。

ヨガは補完代替医療における臨床マインドフルネスの代表であり、アメリカ国立補完統合衛生センターからWell-Beingと健康の向上、痛みの緩和、慢性疾患、その他の疾患の4領域21のアウトカムへの効果が公表されています(NCCIH,2020,pp.17-23)。マインドフルネス実践の継続でレジリエンス(認知の正確性と柔軟性)が高まり、ストレス反応が緩和することで最適な健康行動が可能になります。

ワークエンゲージメント***を高める活動の一環として産業医先でヨガセラピーの実践に取り組むことで、心理的安全性(チームレジリエンス)の向上と個々人のストレス要因(心理社会的ストレッサー)の軽減を目指しています。

Well-Beingの向上は健康寿命の延伸(アンチエイジング)につながり****、日本の持続的繁栄の礎にもなります。抗加齢医学専門医、マインドフルネスヨガセラピストとして、“みなさんの笑顔と健幸”の実現に尽力する所存です。

* アンチエイジング(抗加齢)医学とは、予防医学であり長寿科学の一部です。 “加齢”に伴う最大寿命はバイオレジリエンス(生物学的回復力)の消失と考えられていますが、その一方で“老化は疾患”ととらえ、長寿研究を基礎に学際的に実践を通じて健康長寿を目指す領域です。老化は遺伝子が関連しているものは20%程度で、80%程度は環境因子と言われています。(第4版アンチエイジング医学の基礎と臨床2ページより一部改変引用)

** Well-Beingに対する日本語として学術的に統一した見解はありません。私見としてここでは“全人的な健康”を充てています。

*** ワークエンゲージメントとは、仕事に関連するポジティブで充実した心理状態として、「仕事から活力を得ていきいきとしている」(活力)、「仕事に誇りとやりがいを感じている」(熱意)、「仕事に熱心に取り組んでいる」(没頭)の3つが揃った状態として定義されます。(令和元年版労働経済白書)

**** Kubzansky LD, Huffman JC, et al : J Am Coll Cardiol 2018;72:1382-96


医療専門職・病院職員

井川恵子 水戸済生会総合病院 看護師

大平新 水戸済生会総合病院 看護師

神永由香 水戸済生会総合病院 リハビリ

木村洋子 水戸済生会総合病院 栄養士

栗山美樹 公益社団法人愛世会愛誠病院 看護部長

小磯早苗 水戸済生会総合病院 看護師

小山かおり 水戸済生会総合病院 看護師

佐々木晶世 横浜市立大学医学部看護学科 講師(看護師・保健師)

篠田静香 水戸済生会総合病院 看護師

鈴木和子 水戸済生会総合病院 看護師

高木のり 看護師

竹中孝行 株式会社バンブー 薬剤師

田中由起子 水戸済生会総合病院 調理師

丹野 亘 水戸済生会総合病院 検査科

中井川香梨 水戸済生会総合病院 臨床心理士

中崎マサ子 水戸済生会総合病院 看護助手

中村実穂 熊本保健科学大学 助産別科 助産師

飛田はるみ 水戸済生会総合病院 調理師

深谷晴美 医療法人直志会 袋田病院 看護師

藤崎真希子 水戸済生会総合病院 相談員

藤野礼子 水戸済生会総合病院 看護師

本田雅巳 獨協医科大学病院 薬剤部部長

益子 卓 医療法人直志会 袋田病院 作業療法士

渡邉治美 水戸済生会総合病院 看護師

荒木昌代 看護師

畠山純恵 看護師

南 舞 臨床心理士

佐藤みほ 横浜市立大学 看護師

田淵美奈子 看護師

林ひとみ 看護師

村山沙紀 看護師

山口秀樹 ゆう薬局 薬剤師

鈴木梨花子 理学療法士

松本牧絵 大田病院通所リハビリ 作業療法士

大澤真以 薬剤師

中村実穂 熊本保健科学大学助産別科 助産師

戸倉なおみ 薬剤師

塚本有佳子 薬剤師

髙井真美子 看護師

鈴木朝美 保健師

アートマシャクティ 看護師

島崎直子 公認心理師

菊池 沙織 作業療法士

穴山 麻衣子 薬剤師

統合医療

野見山文宏 鍼灸指圧あんまマッサージ師

エビデンスを指針とする医学と、内側の感覚を指針とするヨガ。メディカルヨガが、そんな異なる論理体系を繋ぐ試みであるならば、そこには両者の対話を可能にする共通言語が必要となるはずです。解剖学って、きっとそんな役割を果たしてくれると思うのです。

レヴィ=ストロースが述べているように、医学とヨガは、そのどちらが優位で、どちらかが劣っているというものではありません。お互いのあり方を尊重し、寛容さをもって「異なる言語」に耳を傾ける時、メディカルヨガは単なる機能改善のためのエクササイズから、より高い次元に止揚されるのでしょう。そんなお手伝いが出来ることを楽しみにしています!

浜田武仁 JIN BODY CARE 院長

須藤健太郎 鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師

スポーツ

大橋秀行 大橋ボクシングジム 会長