協会レポート&ニュース

HOME / 協会レポート&ニュース

「新型コロナウイルスの3つの顔」 出典:日本赤十字社

2020年04月1日 | コラム

当協会の講座でも多くの時間をとって話し合われるテーマ 「ヨガセラピーは、病気の治癒を直接的な目的として行なわれているわけではありません。 それでは何のために行なうのでしょう。」

このことについて考えるときに、大変参考になる資料をみなさまにご紹介させていただきます。

「新型コロナウィルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」 出典:日本赤十字社


せっかくの生き延びようとする本能が、せっかくの身を守るために必要な感情が、結果として自 身を苦しい状態にしたり免疫を下げることにつながってしまうとしたらどうでしょう。 あなたにとって本当に怖いこととはなんでしょうか。

そしてあなたができることはなんでしょうか。 自分のためそして周りの人のために、衛生行動をしっかり行なうことを土台とした上で 「自分を支える力」を育てて「気づく力」や「聴く力」につなげていく。 そこにヨガセラピーがお手伝いできることがあるかもしれません。

どんな人も、病気や感染症から影響を受ける側にもなれるし、病気や感染症に影響を与える側に もなれるのです。もちろん私もあなたも。 ( 看護師  松原 昌代)

コロナウイルス危機を乗り越えるために

2020年03月29日 | 新着情報

全会員の皆様へ、

今後、全世界的にメンタルヘルスおよび心理社会的支援を提供して行く体制が必要になっていきます。

私たちが正しい知識を共有し、一人一人の理性と思いやりのある行動を通じ、大切な人を守り、協力してこの危機を乗り越えていけると信じています。

これからの闘いが短距離走ではなく、マラソンであることを理解しましょう。そして、この期間中にメンタルヘルスと心理社会的ウェルビーイング(健康)を管理していくことは、身体の健康を保つことと同様に大切であることをWHOも述べています。私たちヨガセラピストが担える役割を自覚し、公衆衛生に活かしていくために、下記の学びをご提案いたします。

【正しい情報を知る】


「COVID-19アウトブレイク中のメンタルヘルスに関する注意点」(外部サイト)に一度お目通しください。

【実践的な方法を学ぶ】


サイコロジカルファーストエイド(心理的応急処置)を用いて基本的な情緒的および実践的な支援を提供する方法についても、この機会に学びを深めてください。

WHOによるサイコロジカルファーストエイドの手引き(外部サイト)

【アイデアを発信する】


協会の会員に呼びかけをいたしました『在宅ヨガ応援プロジェクト この時期を前向きに乗り越えよう』ですが、ヨガセラピー情報サイトにVideoで「おうちヨガセラピー」としてまとめて掲載をしてあります。

本リンクは健康 design studio 様による「生活者向け コロナと向き合うワンストップ情報サイト」にもご紹介いただきました。
まだまだ、在宅での「気分転換の方法・時間の過ごし方」について有益な情報が必要とされています。ぜひ引き続き、安全にできるリラクセーション、リフレッシュの方法をぜひシェアしてください。この時期を動画でわかりやすく発信するスキルを高める機会として活用しましょう。

協会では引き続き、会員の皆様からの動画のご寄稿をお待ち申し上げております。詳しくはこちらをご覧ください。

【鼻呼吸のメリットを正しく知り、伝えていく】


こちらが大変わかりやすいです。鼻呼吸のメリットについてはみなさまご存知のことと思いますが、この機会に再度ご一読をお願いいたします。

「鼻呼吸は天然のマスク」広がる新型コロナ…専門家に聞く口腔ケア(西日本新聞)

【大切な人を守るために協力しましょう】

今回のコロナウイルスによる不安は、掴み所のない不安と自責をはらんでいます。将来を予測し対策を立てようにも、自分が最大限行なっている対策が果たして最善なのか、という不安が常に付きまといます。一方で、自分がいつ感染源となり、もしかしたら誰かを病ませてしまうのではないか、という自責の念です。

しかし確かにいえることは、私たちが今できること、それは不確かな状況の中、自分だけは大丈夫、と安易に考えることではなく、私たちが正しい知識を共有し、一人一人の理性と思いやりのある行動を通じ、大切な人を守るために協力していくことだと信じています。

日本では実感がわかないかもしれませんが、実際、海外では患者数が急増しています。ドイツのメルケル首相が述べていたように、具体的に私たちができることは、ウイルスの拡散スピードを緩和し、数か月にわたって引き延ばすことで時間を稼ぐことです。

医療の崩壊を食い止めなくてはなりません。また、現在研究者が薬とワクチンの開発に向けて最大の努力をしています。

患者さんの急増を緩やかに抑えるために、皆で協力し、研究者がクスリとワクチンを開発するための時間を稼ぎましょう。患者数が急増しないことで、発症した人ができる限りベストな条件で治療を受けられるような条件を守ることもできます。

このような状況の中、リスクと隣り合わせで私たちの安全や日常を支えるために働いている多くの方々が、どうかきちんと休みを取り、心身を回復できる機会を確保できますようにと願っています。

感染症の最前線に立ち、献身的そして勇敢に感染予防や診療などの業務に日夜従事し医療を支えて下さっている医療関係者の方々、そして交通機関、物流、小売店の方々も国民の不安と対峙しながら私たちの日常を支えてくださっている方々に心からの敬意を表するとともに、私たち協会会員の学びと活動が、ストレスケア、心理社会的ウェルビーイング促進の役割を担えることを願っています。

最後に、会員の皆様やご家族、そして大切な方々がコロナウイルスの脅威から守られますことをお祈り申し上げております。

代表理事 岡部 朋子

認定セラピストによるオンライントーク会行いました。

2020年03月21日 | 協会報告

新型コロナウィスルの影響で引きこもりがちな日が続いている昨今。
コミュニケーションが希薄になりがちなこの時期こそ、こんな会が必要なのではと、当協会の認定ヨガセラピストに声掛けをし、オンライントーク会を開催致しました。

ちょうど1年前に当協会の認定ヨガセラピスト第一号が誕生し、現在は13名。
5日前の急な誘いにも拘わらずその中から4名の方がご参加くださいました。
一名の方が残念ながらの機器の不調で途中退室となりましたが、オンラインを使いこなすことも次回以降の課題となりました。
(画像は最後までご参加くださった3名の方とファシリテーターの石井です。)


【 トーク会の内容 】

① 自己紹介(名前・活動場所・活動内容)
② 認定を受けて新たに始めたことは?
③ クラスやプライベートセッションあるある
④ これって私だけ?みんなに聞きたい話
⑤ 今後の展望


上記内容に沿って、トークを進めていきました。

あるあるの話題では、皆でうなずき合ったり、笑いが出たり、うーんと考え混んたりと、一人では思いつかなかったような話も飛び出します。
抱え込んでいたことや、自分では欠点と思っていたことも、他の人から見たら長所に移ったり、それは素晴らしい面もあると意見をもらったりと、新たな視点と自信を持つことができる最良のトーク会となりました。


そして最後にはやはり直近の現実的な問題、コロナウィスルの影響を受ける今、世の中に対してヨガセラピストには何ができるんだろうという話題に。
現在、協会では「在宅ヨガ応援プロジェクト」を行っていますが、それに次ぐ新たな案を模索し合いました。
同じ志を持った者同士、熱く語り合い、新たな指標もでき、予定時刻の60分を20分ほどオーバーしてトーク会は幕を下ろしました。

一人では無力さを感じていても、数人集まるだけでこれだけの大きな力のなるのだなぁと、ファシリテーターを務めさせていただきました私も、とても胸が熱くなりました。

この認定ヨガセラピスト限定トーク会は定期的に開催致しますので、今回ご参加いただけなかった方も是非、次回以降ご参加ください。

文責 石井及子

今回は「認定ヨガセラピスト」という括りでしたが、その他にも会員様向けの様々な括りでのトーク会を企画し、該当される方をご招待してく予定です。

会員特典ですので参加費はもちろん無料です。 協会では会員様より開催してほしい括り、テーマを募集しています。
同じ境遇、同じ志の会員さんとおしゃべりをしてみたい、意見を交わしてみたいという方
お問い合わせまでご連絡ください。

会員登録をお考えの方は入会案内をご参照ください。

学びを深めるその先にある基本~松原昌代さんの記事

2020年03月12日 | コラム

呼吸に意識を向けながら、自分の体を動かしその感覚を味わう時間。
みなさんはそれを提供することに意義があると考えて、ヨガセラピストとして活動されていることと思います。
しかし実際に現場に出てクラスを終えてみると「本当にこれだけでいいのだろうか?」と感じることはないでしょうか。

もっと相手に何かを授けられる自分にならなければ、そのためにもっと学ばなければ。
他にクラスの価値を高められることはないかな。
ハーブ?栄養学?ポーズを正確にとれるようになる?いつも笑顔の自分?・・・

もちろんヨガセラピストとして自身の学びを深めていくことは大切です。
安全に関すること・倫理に関することは特に。
しかし、相手の方に知識や気持ち良さや何かを与えられないと意味がないという自分への感覚を持つヨガセラピストが行うクラスでは、その言語外のメッセージ(何かを提供できないと価値がない)を相手の方にも届けることになってしまいます。
いまここにいる自分を大切にするというメディカルヨガのメッセージを、何かを提供できないと価値がないと感じているヨガセラピストがお伝えしていくのは難しいことではないでしょうか。
相手の方もどこか違和感を感じられるかもしれません。

また「私はヨガを中心に心や体・健康についてこれとこれとこれを学んできたので、それらを盛り込んだ充実したクラスを開催します。参加されるみなさんはどうぞそれをまるっと受け取ってくださいね。」というのも、相手のために、という気持ちからきていることとはいえ、その人と同じ立ち位置で寄り添うというスタンスにはいない状態ではないでしょうか。

学ぶことは素晴らしいことです。
また質問や相談をうけたときに、生活に関すること(心身の状態や病気・治療に関すること以外)であれば、提案したりアドバイスしたりすることもあるかと思いますので、そのようなときには学びが役立つこともあると思います。

学ぶべきか学ばないべきか、ではなく、どのような前提で何を学ぶのか。

もしご自身がヨガセラピストとしての欠落感から学びを広げようとする傾向があると気づいたときには、まずは自分自身に生かすためにそれを学ぶ。そして経験し、誰かにとってそれが有益かもしれないと感じたときにはそれをご紹介する機会を作る。
そのような心持ちで学びを深めていってみてはどうでしょうか。

(松原昌代 )

メディカルヨガを担う組織として

2020年03月11日 | コラム

ヨガセラピーへの関心の高まりなのか、ヨガメディカル協会は他の団体とどう違うの?という質問を寄せられることが多くなってまいりました。
そこで、当協会が力を入れて行なっていること、逆にあえてやらないようにしていること、などをまとめてみました。皆様のご理解の一助となれば幸いです。

協会の活動の2本の柱


(1) セラピーとしてのヨガの存在の認知

病気の方や、体力に自信のない方でも行え、治療への向き合い方や生活の質の向上に活用できるヨガ〜ヨガというセラピーの存在を知ってほしいと考えています。

ヨガセラピーのパンフレットを作成し、認知アップに取り組んでいます。

(2) ケアする人にこそケアが必要

医療者や、介護をされている方、子育て中のお母さんなど、誰かのケアにあたっている方は、自分をケアする時間を十分にとれていないことが多いように感じます。誰かのケアにあたる人にこそ、自分を大切にする時間が必要です。適度な運動、マインドフルネス、休息がバランスよく含まれたヨガの活用を推奨しています。

以上の2本の柱をもって、日本の医療・健康を支えるヨガ – メディカルヨガという言葉を使っています。

協会の提供しているサービス

(1) セラピーとしてのヨガを提供できる人材の教育

カードなどのツール簡略化ではなく、目の前の一人一人に最適化できる力や、プロとして、マナーやコミュニケーションに配慮ができることを大切にしています。会員は毎年更新される手帳(クレド)を保有し、ヨガセラピストの役割についての正しい認識を確認します。

(2) ケアする人のためのケアプログラム

医療者のセルフケアとしてのヨガの提案(ヨガ部活など)や、介護される人にも役に立ち、自分のストレスケアになる仕組み)の普及に取り組んでいます。

協会が大切にしていること

【病理論:アセスメント】
あくまで西洋医学の病理論に従います。アプローチとして全人的ケアを大切にする東洋的思想に基づきますが、現代の日本の医療において介入を行う際には、西洋医学を補完するという立ち位置をとります。

【治療ではないことの徹底】
ヨガセラピーはヨガセラピストが患者さんに施す施術ではなく、本人ができるセルフケアを一緒に探し、練習する、自立支援の役割を担います。
問診ではなく傾聴、処方ではなく共に練習を行い、評価ではなくフィードバックによる個別化を心がけます。

【ヘルスコミュニケーション】
ヨガに馴染みのない方にもヨガの特徴を理解してもらうためにもサンスクリット語よりも、平易な日本語での説明を心がけます。

【エビデンスとその限界についての正しい理解】

現代医学がエビデンスに基づいて成立していることを認識し、ヨガに関する研究の課題と限界の理解に努めます。呼吸法のポスターなど医療現場で安全に導入しやすい提案から始め、ヨガを患者さんに安心して勧めていただけることを目指します。

目指すのはヨガの安全な活用の普及

ヨガが良いと断定することでは、ヨガをどう活用すれば安全に必要としている人に活用できるか、という視点で普及に取り組んでまいります。その方法を様々な状況で具体的に説明、実践できる人材を育成していきます。

ヨガセラピーの学びにおいて問われているのはどんなヨガを学んできたかではなく、自分が学んできたヨガをどのように医療や介護の現場でセラピーとして活用していくことができるかということです。

お医者様よりよくいただくアドバイスとして「医療の現場でヨガを活用していくには、ヨガのこだわりを犠牲にしなくてはいけないこともあるよ。その覚悟はありますか?」というものです。

私たち協会の趣意として、患者さんやご家族のことを第一に考える、ということがあります。そして、私たちは患者さん中心の持続可能なケアとしてのヨガを提案していきたいと考えています。ヨガは外国で生まれ、多様性の中育まれてきたものですが、その本質は命への尊厳であり、自他を大切にすることです。ヨガらしいと思われているこだわりを手放したときに、もしかしたらその本質が浮き彫りになるのではないかと考えています。

文責 岡部 朋子

1 7 8 9 10 11 12 13 53