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自閉症とヨガ:研究

2017年02月7日 | 関連記事

アメリカでここ数年急速に導入が進んでいるのが、教育現場へのヨガの導入です。
子供たちの心と体のケアに具体的な方策が必要になっている社会状況の反映でしょうか。
中でも、自閉症やアスペルガー症候群の子供たちの認知行動療法への応用としてヨガセラピーが取り入れられるケースが増えてきています。

Phase III などの臨床試験が行われており、かつその結果が良好な がん x ヨガなどに比べ、自閉症に関する大規模臨床試験はまだ始まっていません。
しかし、実際に教育現場での導入が普及し、教育者や両親、子供たちにとってその効果が予測・実感できるようになってくれば、数値的な証明への要請も高まり、今後エビデンスも構築されていくことでしょう。

ここでは、二つの臨床事例をご紹介させていただきます。

Sleep Disorder, Gastrointestinal Problems and Behaviour Problems Seen in Autism Spectrum Disorder Children and Yoga as Therapy: A Descriptive Review.
自閉症の子供達の睡眠障害、胃腸不良、問題行動と、ヨガというセラピー、記述的レビュー

Narasingharao K1, Pradhan B2, Navaneetham J3.
J Clin Diagn Res. 2016 Nov;10(11):VE01-VE03. doi: 10.7860/JCDR/2016/24175.8922. Epub 2016 Nov 1.

ASDの子供達は神経の病状そのものだけではなく、不眠や不良が問題行動を引き起こしているということが研究で分かっている。特に問題となるのは、子供達の世話をしている母親との関係に高いストレスをもたらすことだ。心理的レベルでの行動介入がヨガでこのような問題を解決するために行われている。ヨガは安全に行えば害がなく、心と体に変化をもたらす代替療法である。自閉症の子供達のケアにあたる両親たちも高血圧や、糖尿病、関節炎などの影響を受けやすくなると言われている。親によるヨガの介入は子供達と両親、そして家族全体に良い影響を与えるだろう。

Relaxation response-based yoga improves functioning in young children with autism: a pilot study.
パイロットスタディ:リラクセーションを目的としたヨガが自閉症児童の機能改善をもたらした

Rosenblatt LE1, Gorantla S, Torres JA, Yarmush RS, Rao S, Park ER, Denninger JW, Benson H, Fricchione GL, Bernstein B, Levine JB.
J Altern Complement Med. 2011 Nov;17(11):1029-35. doi: 10.1089/acm.2010.0834. Epub 2011 Oct 12.

目的:緩やかな動きのヨガによる保管代替療法的アプローチが、自閉症児童に及ぼすセラピー効果の検証
対象:ASDの診断を受けた、3-16歳の子供達24名
介入:8週間に渡る、リラクセーション反応を目的としたヨガ、ダンス、音楽療法
計測手法:BASC-2(The Behavioral Assessment System for Children, Second Edition) 並びに ABC(Aberrant Behsavioral Checklist)
結果:5-12歳の子供達に、BASC-2にはっきりとした変化が見られた。予想に反し、BASC-2での自閉症児に特有な項目において、治療後の数値は優位であった。(p=0.003)
結論:リラクセーション反応を意図した、動きを伴ったヨガとダンスは自閉症児童、特に就学前の子供たちの、行動改善に効果があった。

自閉症とヨガに関する記事はこちら

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自閉症とヨガ

2017年02月5日 | 関連記事
ヨガはもはや、フィットネス業界だけに留らず、様々な分野でその成果を認められつつあります。
昨今では多種多様な◯◯×ヨガが注目されていますが、今回はその中の1つ、「自閉症×ヨガ」に着目している方の記事をご紹介させていただきます。

1つ目はこちらのブログです。

「こどもの発達を考える衝動眼鏡の日常」
岩手県在住の理学療法士さんが書かれた記事です。
重症児(者)の方々や発達障害のお子様のリハビリなどをされている石ケ森さんは
リハビリのメニューとしてヨガを取り入れられることもあるそうです。
そんな中で閃いた「自閉症にもヨガってありじゃない?」という思い。
石ケ森さん自身が患者さんに寄り添うその時間で育まれた、自閉症という障害への生きた知識や理解、経験が、ヨガの有効性をさらに裏付けている大変興味深い記事です。
特に「つま先立ち」や「ご家族へのヨガ」にも着目されているところは、現場を知る方ならではの行き届いた配慮ではないでしょうか。

もう一つはこちらのブログ。

「Practice,Practice,Plactice・・・」
http://ihbh.jugem.jp/?eid=444
アシュタンガヨガをされているフリーライターmatoさんの記事です。
アシュタンガヨガといえばパワーヨガのベースになったヨガであり、大変運動量の多いヨガです。ニューヨークに行かれたmatoさんは、自閉症の方向けヨガクラスが開催されていることを知り、見学を申し出ます。そこで目の当たりにしたのは、予測通りのビギナークラスと想像を絶するアドバンスクラス(1年近く継続された方のクラス)だったのです。
皆が揃って同じポーズをすることの少ないビギナークラスとは打って変わり、1年近く継続された自閉症の方達のクラスは健常者同様、皆が先生のガイドに従い、アシュタンガヨガを楽しんでいたのです。
日本でも是非見習いたい、貴重な海外事例のレポートとなります。
期待される○○×ヨガ。
○○はそれぞれでも、行われることは一緒ではないでしょうか。
要は「マインドフルネス」。
皆さまの○○にもヨガが功を奏するかもしれません。
また新たな○○×ヨガ情報がありましたら、ご紹介させていただきます。
(石井及子)

自閉症とヨガに関する臨床研究についてはこちら

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分科会(CIC) 発足のご案内

2017年02月2日 | お知らせ

協会に各種分科会 (Common Interest Community)を設けます。

分科会は、一年に少なくとも2回勉強会を開催し、当該分野における学びを深めます。

分科会のメンバーになるには一般会員、学生会員、正会員(準備中)のいずれかにご登録いただく必要があります。分科会が主催する勉強会には、分科会のメンバーでなくとも参加できますが、協会の会員登録 (無料)の上、申し込みが必要となります。勉強会への参加費は一般会員、学生会員、正会員(準備中)の方は無料となりますが、それ以外の方は有料となります。

各種分科会への参加をご希望の方は、一般会員か学生会員へご入会手続きの上、会員番号とお名前、e-mailでのご連絡先を記載の上、入会専用アドレスまでお送りください。分科会の座長からのメッセージと入会先アドレスは今後随時、協会HPに公開していきます。

分科会は今後、勉強会の開催に伴い増やしていく予定です。
座長は一年任期で交代制となりますが、特にこの分野への問題意識が高く、座長を務めたいという方は協会のお申込みフォームより《@@分野座長希望の旨》と明記の上、ご連絡ください。
年に一回、座長会を開催予定です。(2017年度は12月16日夕方@横浜を予定いたしております)

【現在募集中の分科会はこちら】

がんとヨガ
看護師とヨガ
働く人の福利厚生とヨガ
心臓リハビリとヨガ
子供の教育とヨガ
シモの悩みとヨガ

今後予定されている分科会一覧

不安とパニック発作
リウマチ・関節炎
ぜんそく
腰痛
がん
手根管症候群
慢性疲労症候群
うつ病
糖尿病
線維筋痛症
頭痛
心臓病
高血圧
難病(エイズなど)
不妊症
不眠症
過敏性腸症候群
更年期障害
多発性硬化症
肥満
シモの悩み
障害者
高齢者
マタニティ
産褥期

勉強会の開催について

2017年02月2日 | お知らせ

協会では講座の他に、勉強会を多数開催していきたいと考えています。

なぜ勉強会主体なのか。

それは、ヨガセラピーおいて大切なのは、理論や技術の習得だけではなく、自ら学び、考え、行動に移していく力をつけていくことにあるからです。

理論や臨床検証は大切です。それがないと社会で安心して使っていただくことができないからです。
しかし、ヨガセラピストにとってそれは出発点にしか過ぎません。
ヨガセラピーが取り組む様々なテーマにおいて、社会に対ししっかりした提案をしていくためには、ヨガのテクニックや理論の学びだけでは十分ではなく、実践のためのシステムデザインの視点が大切になってきます。

ヨガセラピーの良さをしっかり自分たちに落とし込むには、現場で何が問題となっているのかを話し合い、アイデアを出し合い、体感し合うこと。特に日本人は、勉強するのは得意ですが、アウトプットが苦手だと言われています。
協会の勉強会は、インプットしあい、お互いに励ましあいながらアウトプットにまでつなげていくエンジンとなりたいと考えています。

勉強会にはテーマに関心がある方であれば、どなたでもご参加いただけます。

なお参加に際し、課題図書が指定されることがあります。各自事前に購入の上、読了が参加条件です。
参加者同士の単なる対話ではなく、これからのメディカルヨガのJapan Way 創出のための対話を大切にしていきます。

勉強会の開催予定につきましてはこちらをご覧ください。

Photo by Nozomi Fujimura

クレドについて:言葉のガイドライン

2017年02月2日 | お知らせ

一般社団法人日本ヨガメディカル協会の理念や倫理規定が記載された手帳「クレド」のご紹介です。
クレドとは同じ感性と価値を共有し、同じものさしで行動できるよう心を導く、言葉のガイドラインです。

手帳には、ヨガセラピーやメディカルヨガという言葉の定義、協会の倫理規定、などが記されております。

また、手帳の一番最後には、協会の理念にご賛同いただき、ご入会をいただきました証として「会員の証」のページもございます。(一般会員、学生会員、正会員が対象です。正会員制度は準備中となります)

ヨガセラピーの気づきを記す、自由記入欄もございます。

ぜひウェブサイトの協会の理念についてご一読いただき、この機会にご入会をご検討ください。

入会のご案内はこちらとなります。
http://yoga-medical.org/guide/