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ヨガセラピストの本棚:自律神経どこでもリセット ずぼらヨガ / 崎田ミナさん

2017年05月17日 | 新着情報

ヨガをやる方の中には、このような方も少なくないのではないでしょうか。
「もともとは運動が嫌い、スポーツ苦手、体は硬かった。」
「仕事に追われて不健康そのものの生活を強いられていた」
「ヨガを始める前は、あっちもこっちも調子が悪いものだから、不摂生の悪循環に陥っていた。」
などなど。

このような方がひとたびヨガに触れると、「あれ?なんだか調子良いかも?」から
「やっぱり調子良い」になり「すっかりヨガの虜」となって行くようです。
かくいう私もその一人。
そして「ずぼらヨガ」の著者であるイラストレーターの崎田ミナさんも
この本の中でご自身のことを「ずぼらで運動嫌い」と公言してらっしゃいます。

「ヨガ」というと健康美やスマートで洗練されたイメージを持たれがちですが
本来ヨガとは、もっと身近で楽ちんで生活に密接したものでもあるのです。
そしてそれは「ずぼら」でもできると崎田さんはおっしゃいます。
ヨガスタジオに足を運ばなくとも
オフィスの椅子で、自宅の部屋で、寝る前の寝具の上で、トイレの便器に座りながらだって、それは立派なヨガであると伝えてくださいます。

イラストとエッセイを交えながら、
テーマ別にヨガのポーズを詳しく紹介してあるこの本は、ヨガ初心者の方にはもちろん、ヨガをお伝えするセラピストにとっても大変読み応えのある本となっています。
解剖学、生理学的観点からの解説がわかりやすいのはもちろんのこと、何よりも「ずぼらでもできる」とのメッセージは、ヨガの八支則「ヤマ」の「アヒンサー(非暴力)」に値するのではないでしょうか。

楽になる術である「ヨガ」は、あるがままの自分を許し、受け入れ、慈しむことから始まります。自己肯定感を育むプロセスを大切にするヨガはきっと、崎田さんが本書に書かれたような「いつでもどこでもやりたいときにできる」ヨガなのではと気づかせてくれるのです。

「ずぼらヨガ」の「ずぼら」はネガティヴでも自虐的でもなく、
自分のあるがままを容認できたというポジティブな「ずぼら」なのだと感じます。
そしてそのことは、ヨガセラピストがヨガをお伝えしていく上で、とても重要なテーマになるのではないでしょうか。
是非、ご一読ください。

文責:石井及子

海外のヨガセラピストからの協会への応援メッセージ

2017年05月16日 | 新着情報

Judi Bar さんからのメッセージ(クリーブランドクリニックにヨガを導入)

“Yoga at its core is really used to help others. Even though it is taking some time, people are beginning to gravitate towards yoga as a way to better their mind, body, and spirit. Being able to help others in itself is a wonderful gift, but giving up hope on this amazing profession because it may be lacking the following you wish is just the more reason to keep practicing. Guide people through all that yoga has to offer from both a health standpoint and a spiritual standpoint. When I see people who have improved their quality of life, or feel happier and have more energy, that is when I know that my job is worth practicing.”

 – Judi Bar
Lead Yoga Therapist and Yoga Program Manager at the Cleveland Clinic Wellness Institute

IAYT のマシューテイラー先生からのメッセージ

I believe that now is the time to embrace the new sciences of complexity and creativity to advance our professions into the next evolution of true “health” care vs. the historic sickcare. Our ordinary everyday creativity fuels the larger systems of transformational change, so each of us in health care is essential. This transformation won’t happen through our associations or schools. It will require each of us to practice personally from an ancient, embodied wisdom working with our conventional training knowledge. How do we do this? The evidence points to the ancient practices of yoga therapy as field-tested methods of personal transformation that results in not only behavioral change, but we also now know in the medical literature, epigenetic and neuroplastic changes. This evolution is our charge. It is time to reclaim the dignity of our health vocations in the spirit of Dr. Berwick’s quote below:
“The more commonplace claim that we don’t now have systems to create health is also correct… Here is the rub: the new way, the way to health, may be vastly further from the current design of care than we may at first wish it to be, or believe it to be. ”
— Donald Berwick, MD, CEO and founder of the Harvard-based Institute for Health Improvement, 2014. 

Matthew J. Taylor
PT, PhD, ERYT-500, past president of the International Association of YogaTherapists 
www.drofyoga.com

ステファニーアダムス先生(オレゴン)からのメッセージ

Yoga Therapy is a vast and diverse field and is growing worldwide.  Now is a great time to continue your learning and training in this field. Therapeutic Yoga can be physically-focused and/or energetically-, mentally-, or emotionally-focused.  At Flow Yoga Community and Jaya Yoga Teacher Training, our inspiration is to share Yoga in ways that are meaningful to students energetically and spiritually. Flow Yoga is also uniquely grounded in preventing yoga injuries so that you can continue your practice for the rest of your life – we approach yoga not from what’s trendy, but from what’s sacred, sustainable, and revolutionary.

Stephanie Adams, Yoga Alliance ERYT 500
Owner, Flow Yoga, www.flowhoodriver.com

ラリーペイン先生からのメッセージ(LMU大学にてヨガセラピーを指導)

“Dear Ones,
I am so grateful that the message of Yoga and Yoga Therapy is alive in
Japan. You are fortunate to have such a great representative Tomoko Okabe.
I treasure her friendship. Yoga Therapy is a new profession in the West.
We are all pioneers. My first message to you is what I received from the
great Krishnamacharya
“The most important aspect in healing is the relationship between the
teacher and the student” I have always remembered this and now I pass it
on to you.

A gift for all of you is that I am celebrating my 35th anniversary of my
Yoga Center Samata International with an online international celebration
called the gift that keeps on giving.
I have asked over 50 of the top Yoga and Health professionals in the world
to share pearls of wisdom in 2 minute videos every 2 weeks I share 3 of
them. This is free to everyone you just have to subscribe to my you tube
channel  https://www.youtube.com/watch?v=HRxHLeOcj7Y

Many Blessings to all of you

Larry Payne Ph.D., E-RYT500, YTRX

ジルミラー先生からのメッセージ

Yoga Therapy is an adjunct treatment that empowers a patient’s journey through illness, healing and wholeness. Yoga Therapy helps both clinical professionals and consumers to build bridges together for integrated wellness solutions. 

Jill Miller
Co-founder of Yoga Tune Up®, Author of The Roll Model 
www.yogatuneup.com

「メディカルヨガ-誰でもできる基本のポーズ」発売開始のお知らせ

2017年05月10日 | 新着情報

当協会理事であり帝京大学医学部外科准教授の新見正則医師と当協会の代表理事である岡部朋子によるメディカルヨガの入門書が出版されました。
不調の悩み事1つ1つ、ヨガのポーズを写真とコメントで解りやすく解説しています。

大型書店 医学書コーナー または Amazon にてご購入いただけます。

丸善ジュンク等サイトからもご購入いただけます。
https://honto.jp/netstore/pd-book_28449323.html

分科会(CIC) メンバーの登録について

2017年05月10日 | 新着情報

日本ヨガメディカル協会では「 ヨガセラピスト認定資格 」の開始に伴い、分科会メンバーの登録を開始致しました。

分科会所属はヨガセラピスト認定資格カリキュラムの1つとなっております。
所属に関して詳しくご案内させていただきます。

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◆分科会とは?◆

「メディカルヨガ」を、さらに細かく分野ごとに分け
専門的に研究、討議、勉強会を重ねていく会となります。
協会では今後、様々な勉強会を通じ
専門分野におけるヨガセラピーの知識の共有を深めていくことを目的に
分科会のメンバー登録を開始しました。

現在募集中の分科会と、今後発足予定の分科会は下記となります。

◆分科会に所属するには?◆

分科会のメンバー登録は
・一般会員(年会費8:000円)
・正会員(準備中)の方に限らせていただいております。
登録会員の方で分科会への参加をご希望の方は
https://yoga-medical.org/guide/をご参照の上
会員種別の切り替えをお願いいたします。
一般会員になられましたら

・希望分科会名
・一般会員番号(わかれば)
・氏名
・協会登録メールアドレス

をこちらのアドレス→cic@yoga-medical.org
へお送りください。
分科会は今後、勉強会の開催に伴い増やしていく予定です。

座長は2年任期で交代制となりますが、特にこの分野への問題意識が高く、座長を務めたいという方は協会のお申込みフォームより《@@分野座長希望の旨》と明記の上、ご連絡ください。
年に一回、座長会を開催予定です。(2017年度は12月16日夕方@横浜を予定いたしております)

【現在募集中の分科会はこちら】

がんとヨガ
看護師とヨガ
働く人の福利厚生としてのヨガ
心臓リハビリとヨガ
子供の教育とヨガ
排泄ケアとヨガ
不妊治療のストレスとヨガ
高齢者(シニア)
頭痛とヨガ
産後のケアとヨガ
うつ病とヨガ
家族支援とヨガ(NEW)
薬局とヨガ(NEW)
乳がんとヨガ(NEW)

今後予定されている分科会一覧

不安とパニック発作
リウマチ・関節炎
ぜんそく
腰痛
手根管症候群
慢性疲労症候群
糖尿病
線維筋痛症
心臓病
高血圧
難病(エイズなど)
不眠症
過敏性腸症候群
更年期障害
多発性硬化症
肥満
障害者
マタニティ
産褥期

医療・介護の現場に活かすメディカルヨガ基礎講座(横浜)開催のご報告

2017年05月1日 | 協会報告

2017年4月21日、22日に第2回「医療・介護の現場に活かすメディカルヨガ基礎講座」が開催されました。
既に医療や介護にヨガセラピーを活かされている方、これから活かそうと考えられている方、医療従事者の方など、様々なバックグラウンドの皆様にご参加いただきました。
自らヨガを実践することを大切に、寄り添いながら伝える力を養う本講座、皆様の知識とアイデアが交わり、活かされ、発展する講座でありました。
下記、参加者様からのご感想です。
(ご本人の許可のもとご紹介させていただいております。)

私は看護師の仕事をする中で、処置や治療だけでは満たせない分野があるのではないかな、とずっと思っていました。もちろん、医療は病気を治す上でとても大切なものです。
しかし、医療現場にいる方で、それだけじゃなく患者さんの緊張を解き、治療で頑張りすぎてる自分を癒し、治癒力を高めてくれる何かが必要なのでは、、と考えている方は少なくないと思います。
もちろん、病院に来なくていいように、健康を維持する事もこれから益々重要になってきます。
この講座で勉強できるヨガは、世間一般に知られるヨガはよりも、もっと伝えたい相手に寄り添ったヨガでした。
自分自身もヨガをやっていますが、世間一般に知られているヨガは、体や心が弱ってる時にはハードルが高いものでもあります。
この講座では、病院、介護の現場で、様々な疾患を抱えられている方にも出来るヨガを学ぶ事が出来ますが、ヨガを伝える為の方法を具体的に学び、実技も参加者で実際に行う事で、より具体的にイメージする事が出来ました。
皆さんの様々な経験から出た問題や解決法を考える事で、明日から実際に使える知識を身につける事が出来ました。
ヨガは代替ではなく、補完、であるという事を頭に置き、何のために、医療介護現場でヨガを伝えるのか、自分の中でしっかり整理する事ができました。
こちらで学んだ事は、私たちが今出来る事を、少しずつでもいいから周りの方に伝え始め、寄り添う事を自分なりに続けていく事で、この講座を受けた意味があるのかなと思います。素敵な学びの場をありがとうございました。









講座で学ぶポーズは、疾患を抱えた方やご高齢の方でも行えるように、大変簡単なものになっています。
そのポーズをベースとして、どのようにアレンジしながら目の前の人に寄り添ったヨガを伝えていくのか。
様々な事例を共有しながら、具体的な症状に対するヨガセラピーを組立てグループごとに発表をいたします。
また、ヨガを伝える際の心のあり方についても学びます。
次回は6月5日、6日と東京で開催です。
https://yoga-medical.org/learning/889/
ご参加をお待ち申し上げております。