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サジン先生・体験クラス講師【ディープリラクゼーション(ヨガニードラ)】

2017年10月17日 | 協会報告

第2回メディカルヨガカンファレンス がん患者さんのためのヨガ 〜 Yoga for Cancer 〜 (10月29日)
午後は、患者さんとご家族向けの体験クラスを4部屋にわたって開催します。
プログラムはこちらをご覧ください。
それぞれのクラスの講師の先生のプロフィールと、クラスへの想いをご紹介させていただきます。

ディープリラクゼーション(ヨガニードラ)/ ◾️レセプションルーム◾️

● Sajin Sadanandan サジン サダーナンダン先生 ●

《プロフィール》
南インド ケララ州の寺院でもある、アーユルヴェーダクリニックにおいて、13歳の時からアーユルヴェーダ医師 Swami Goraknathに10年以上において師事する。2012年来日。
現在は神奈川の葉山を拠点に、伝統的なヴァイドヤ(アーユルヴェーダとシッダー医学の伝統医)である師匠から受け継いだ深い叡智を伝えている。インドの古典武術カラリパヤットにも精通し、数々のコンペティションで優勝。それにより得た、秘伝のカラリマルマ トリートメントは、インド本国でも希少である。ケララとモスクアのアーユルヴェーダクリニックにおいて、長年多くの患者さんに向き合ってきた経験から得た実践的な知識と経験をもとに、心と体が本当に健康で幸せに生きるための方法を、
日本各地に伝えている。
インドの地でスワミ(師匠)と共にすることで身についた空気感は他にはない独特な世界。
深い心理への世界へと導いてくれる。

●テーマ&クラスへの想い●
「すべてを変えていく鍵は、外ではなく自分の内側にある。」究極の深いリラクゼーションで自分を感じ、自分につながる。

ヨガは実践を通じてその効果を体感していただけます。
がん患者さん向けのヨガにも、色々な種類や特色があります。
気になる先生、気になるクラスにぜひ足をお運びください。

体験クラス(2クラス1,000円)のお申し込みはこちらです。
http://yoga-cancer.peatix.com
午前中のカンファレンス(6,000円)にご参加の方は引き続き午後もご参加いただけます。

【ヨガセラピーのご紹介】松江赤十字病院市民公開講座

2017年10月13日 | 協会報告

2017年10月7日にで開催されました松江赤十字病院市民公開講座におきまして、およそ50人の市民の方々・医療関係者の方々を対象に当協会認定コーチが講演を行いました。

・ヨガとは何か(呼吸との関係・姿勢との関係)
・生活にヨガをくみこんでみよう
・自宅でヨガをおこなってみよう
・街のヨガクラスに参加してみよう
を軸にしたお話と、
当日は着席型での講演であったため呼吸法と椅子に座ってできるヨガを皆様と一緒に行いました。

病院副院長であり呼吸器外科部長であられる磯和理貴先生もお忙しい中ご出席くださり、貴重なご意見を賜ることができました。

また終了後は職員の方を対象にヨガセラピーのクラスを開催し、意見交換をさせていただくこともできました。
病院の中にヨガ部を作りたいねと言ってくださる声も聞こえてきて、嬉しい限りです。
協会としてご協力できることを模索して行くと同時に、今後とも現場からの声をぜひお教えいただきたく思っております。

そして市民の皆さんが、ヨガセラピーという名前は知らなくとも呼吸とともに体を動かす気持ちよさに気づき、自分の心や体と向き合ったり慈しむ気持ちを持つきっかけになれば、と願いながら美しい街をあとにしました。

以下アンケート結果を一部抜粋して掲載させていただきます。

【意見・感想】

– とても分かりやすくて勉強になりました。ヨガを始めてみたいです。ありがとうございました。
– 今回のテーマは「呼吸」という身近なテーマで、今一度意識的に呼吸をし、健康な生活を送りたいと思いました。ありがとうございました。
生きるためには呼吸が大切なので、今回のお話はよく分かり、よかったです。
– 呼吸を整えることの効果を認識できた。生活の中に意識的に取り入れ、感情・体を整えることに役立てたい。
– 高齢者の方々と接する仕事をしています。もっと身近にヨガをして頂きたいと思い受講させてもらいました。とても参考になり、少しずつ実践してみたいと思いました。もう少し具体的に、いろんなポーズをしてみたかったです。
– 本日は参加させて頂き大変よかったです。いつも肩に力が入り、呼吸が浅く、時には止まったりで、以前からヨガを始めたいと思っていたので、いい機会でした。
– 体が軽くなったような気がした。
– 松原先生、ありがとうございました。不安が多くて今を生きていないので、瞑想で今に集中しようと思いました。
– ヨガは呼吸なのですね。アクロバット的なポーズではないと聞いてホッとしました。
– たくさんのポーズを教えて頂けてよかった。簡単なポーズでも気持ちよくなりました。
– 今日はありがとうございました。こういう静のヨガは病後の方にとってもよいと思いました。病院でもヨガがあると気持ちも落ち着き、気持ちよい前向きな気持ちになると思いました。
– 呼吸法、ポーズの体験ができてよかった。
– 老後に向け少しずつ実行したみたいと思います。
– どんな講演かと思って出かけましたが、とっても楽しく体を動かしてヨガをしてみたいと思えました。自分の体調でというのもよく分かりました。
– 呼吸の大切さを改めて感じた。自分の感じる心を大切にしたい。
ポーズを体験しながらの講座で分かりやすかったです。呼吸や姿勢を意識しながら家でもやってみたいと思いました。
– 呼吸という基本的なことを改めて考えることができた。
– 気がつかない呼吸について色々なことを考えさせられました。そのことによって、気づかずにいる多くのことをありがたいと思えてきました。
– ヨガの細部の大切なポーズを教えていただいたので、生活の中でトライしてみたいと思います。
– 自分自身が行なうヨガばかり深めていましたが、身近な人に伝えたり、お見舞いのときに伝えることができたらと思います。
– ヨガを始めて30年以上になります。先生は3人目ですが、全て佐保田鶴治先生の流れの人です。今回のお話ととても合っていました。
初心者にも理解しやすいように説明されたので頭に入りやすく、「ヨガ」を身近に感じることができました。さっそく家等で小さいことから初めていけたらと思いました。
– ヨガについても分かりやすくて本当によかったです。全てのことを参考にさせていただきます。参加できて本当によかったです。
– 自分と向き合うという時間が持てました。ヨガと出会えてよかったです。
– ヨガ教室に通っています。教えていただいている先生と同じ考えの講演でとても共感いたしました。

今回ご参加くださりました皆様、
お声かけくださりました医療社会事業部部長 村田陽子先生、
そして松江赤十字病院様、すばらしい機会を本当にありがとうございました。

 

文責:松原昌代(協会公認コーチ)

「がん患者さんのためのヨガ」〜Yoga for Cancer 〜に込めた想い

2017年10月12日 | 協会報告

協会では、二週間後に第二回メディカルヨガカンファレンス「がん患者さんのためのヨガ」〜Yoga for Cancer 〜を開催いたします。

開催準備に向け、多くの皆様のご協力、ご尽力をいただいておりますが、ここでもう一度、私どもの思いについてご案内申し上げます。

イベント学会(会長:堺屋太一先生)によると、

【イベントの定義】

●概念的なイベントの定義●
イベントとは、何らかの目的を達成するための手段として行う行・催事である。

●構造的なイベントの定義●
イベントとは、目的を持って、特定の期間に特定の場所で、対象となる人々をそれぞれに、個別的に、直接的に “ 刺激 “ (情報)を体感させるメディアである。

●実務的なイベントの定義●
イベントとは、最適な行・催事を採択・構築することによって、相当数の人間を集め、時間と空間を共有することで、ある目的を達成しようとする組織管理的手段をいう。

【イベントの5つの必須要件】

非日常性〜日常とは違う何か特別なもの
目的〜目的や動機、意図、趣旨
場〜単なる場所のことではなく、そこに集まった人々が相互に、日常とは違う特別な意味のある空間と時間を共有している場
コミュニケーション表現〜目的や場を具現化するため
計画性〜意図的・計画的

と記されています。(参照:イベント学のすすめ)
そこで、今回のカンファレンスの目的やゴールは何かというと

【カンファレンスの目的】

•医療関係者にがん患者さんに対するヨガセラピーの有効性、安全性の理解を深めていただく。
がん医療をサポートする手法の一つとしてのヨガセラピーの導入を進めるきっかけをつくる。

【カンファレンスによる長中期的なゴール】

•医療関係者とヨガセラピストが協力できる体制を構築
医療機関でヨガセラピーを活用できる仕組みを整える
治療中および治療後のがん患者さんがヨガによる恩恵を最大限受けることができる

そのために、がん研有明病院様より「場」の提供をいただき、日常ではできない総合的な理解を深めることができる「場」がん患者さんにヨガの恩恵を届けたいという想いを持つ人々が相互に、繋がれる「場」の創出に向け、準備を進めております。

◉ がんサバイバーである小山紀枝さんに「乳がん患者さん向けヨガクラスの様子」というテーマにてご講演をいただくことで、実際にどのようにがん患者さんにヨガが実施されているかを参加者が知り、理解を深めていただくことを願っています。

◉ 岡孝和医師に「ヨガと臨床」というテーマでご講演をいただくことでがん医療におけるヨガの位置付けと期待されることを理解いただけたらと思います。

◉ 矢形寛医師に「国内における研究の可能性」というテーマでご講演をいただくことで、日本の乳がんにおけるエビデンスの構築が始まったことへの認知が広がることを願っています。

◉ パネルディスカッションでは、日本における理想的な患者支援としてのヨガのあり方を議論したいと思っています。

◉ そのほか、北米や国内におけるがん患者さん向けヨガの普及の実態を知っていただくこと、加えて、ヨガは実践を通じてその効果を体感していただけるため、実際にヨガに触れていただく機会を設けたいと思っています。

がん医療をサポートする手法の一つとしてのヨガセラピーの普及を進めたい、という想いから始まったカンファレンスとなります。

準備に携わる一人一人の想いが、患者さんのヨガとの出会いにつながるよう、カンファレンスのご案内にご協力をお願いいたします。

カンファレンスの詳細はこちらをご覧ください。
https://yoga-medical.org/learning/1729/

第二回メディカルヨガカンファレンス「がん患者さんのためのヨガ」〜Yoga for Cancer 〜
実行責任者 岡部 朋子

【分科会勉強会報告】産後のお母さんとヨガ(9月30日)

2017年10月4日 | 協会報告

9/30 土曜13:30より横浜 にて一般社団法人 日本ヨガメディカル協「産後のケアとヨガ」
勉強会を初の座長として無事に終了することが出来ました。
お互いにレッスンの経験、子育ての経験から、各テーマに沿って話し合いました。

1.ママになること、母になること。マタニティ(妊婦)産後とは、どんな状態?

★カラダについて 体型の変化、疲れ、だるい、寝不足、髪質パサパサ、シミが出来やすい、

★ココロについて

孤独感
比べやすい
イライラしやすい
やる気が薄れる
不安定
良い母親になろうと頑張りすぎてしまう
自分ルールを作り過ぎてより疲れる

2.悩み、課題、疑問点

母としての体調管理
子育て、育児、家事
夫との分担、役割
リフレッシュ すること
保育、一時保育の活用がなかなか出来ない
1人目の時ほど経験不足でココロもカラダも休めない
産後うつの状態へ、
自分を満たすことが難しい

3.産後のママ達がヨガをするとどんな効果がある?

今いる立場や状況が変わらなくても、ヨガを意識的に行い日常に取り入れることによりカラダやココロに対してのメリット変化が沢山あり、産後ケア、マタニティケアとして効果的である
頑張りすぎる自分を母を許す、
頑張りすぎる日常を手放す、
頑張りすぎていた自分を認める
自分のココロとカラダに寄り添うことが出来るようになる

4.ヨガセラピストとして出来ること、ありたい存在。必要とされる存在へ。

産後のケアとして、私達が「今」出来ることとは?

母であるからこそ、ヨギーニであったからこその話し合いで、日々、私達がヨガに助けられて「今がある」と更に実感…
産後のお母さんのための「Yoga as a service」ヨガ知らなかった v.s ヨガがあってよかった を発信していこう!

【ヨガがある意味】

リセットが必要
自分を許す、自分を満たす時間が必要
いったんこどもと離してあげる

【こんなポーズを勧めたい】

頭寒足熱
体質別
開く
ひねる
委ねる
腹式呼吸

【提案】

女性が変われば男性も変わる
セルフコンパッションを促そう

【プロジェクト】勉強会からの声で生まれたことを次に活かしていきます!

(1)子育て中/子育てが終わったママYogini

「子育てにヨガがあってよかった!」という声を募集します。ヨガをしているお母さん、妊娠中、産後、ヨガがあってよかった!という声を広めていきたいと思っています。特にこれからお母さんになる女性たちに、産後の起こりうることを知っていただき、それにヨガがいかに役に立ったか、ということを一緒に伝えていきませんか?今後、FBで声を募集していきます。

(2)未婚女性、子育て前の女性向け、産後を知ろう
セミナー + ヨガがあってよかったことを伝えよう「Yoga as a Service 」

(3)ヨガのある両親学級で産後クライシスを予防しよう

産後の悩めるママ達へ

ヨガがあなたを満たすとても自然で温かい存在でありますように…

文責:座長 村田寿美礼

 

川口たかえさんのブログもぜひご覧ください。
https://ameblo.jp/ta281/entry-12315696206.html

【講座報告】マインドフル瞑想の脳科学

2017年10月2日 | 協会報告

岩手医科大学薬学部神経科学講座教授の駒野宏人先生をお招きして、特別講座「マインドフル瞑想の脳科学」が開催されました。

仏教瞑想のルーツから、脳にある3つのシステム、放出されるホルモンのお話、そして具体的な脳の構造にまで話は及び、心と体のつながりを科学的に説明できることが理解できました。

何より、ロールプレイや実践を交えた先生の説明がとてもわかりやすく、受講生一同、夢中で聞き入りました。そして、先生の笑いヨガのリードが最高で、とても説得力がありました。

最後に、一時間弱のヨガクラスを通じ、講座で学んだ知識がしっかりと身を以って理解を深めることができました。

岩手からはるばるお越しいただき、貴重な学びの機会をありがとうございました。

文責:岡部 朋子

【講座内容】

マインドフルネス瞑想は、自分の身体や気持ち(気分)の状態を受容的に気づくエクササイズです。欧米では、すでにその効果について、実証的研究報告が蓄積しており、ストレス対処法の1つとして医療・教育・ビジネスの現場で実践されつつあります。
また、一方で瞑想をこころみたけどうまくいかない、あるいは、状態が悪くなってしまったなどという瞑想難民と呼ばれている人も増えてきています。
そこで、今回、脳科学の視点から、マインドフルネス瞑想を理解し、その適切な実践法と効果について、以下の内容をワークをとりいれながらお話したいと思います。

1.簡単な脳科学の知識と瞑想能について
2.判断のない受容的なマインドフルな気づきについて

※脳内で起きていること
※健康上の効果
※瞑想難民にならないために

3.マインドフル瞑想体験