ヨガセラピストの本棚「やってはいけないヨガ」石井正則先生
当協会の石井正則理事からの安全なヨガ普及へのメッセージ「やってはいけないヨガ」が青春出版社より出版されました。JCHO(東京メディカルセンター)の耳鼻咽喉科診療部長である石井正則医師は、ライフワークとしてヨガの健康的な普及活動に積極的にあたられています。そして、メディカルヨガについてこのようにご紹介してくださっています。
「米国の大きな病院では、患者さんやその家族の方に、体にやさしいヨガを指導することが増えています。これをメディカルヨガといいます。」
そして、ヨガの本質を次のように説明され、その上で、なぜヨガが健康によいかを医師ならではの明快な語り口で説明されています。
「ヨガとは全ての人を敬い、全ての人を大切にするということなのです。」
「ヨガとは誰かに強要されるものではありません。ヨガとは心の在り方を自分で考え自分で行うものです。」
特に、Part 5 の「正しいやり方をすると出てくる効果」としての各症例別アプローチは、多くの方々が待ち望んでいたセラピーとしての根拠ではないでしょうか。
先生自らヨガに取り組まれ、「現代医学では限界があると痛感した結果、医師としても今までの自分とは全く違う診療・治療をするようになりました。」とおっしゃっています。
ヨガセラピストを目指す方々にとって、安全なヨガを伝えるためのポイントを理解し、自分の言葉で伝えるための必読の一冊と言えましょう。
下記リンク(Amazon)よりご購入(定価:1,490円) いただけます。
文責:岡部 朋子
【講座報告】「マインドフルネス講座」
12月9日(日)開催
受講人数:13名
開催場所:横浜スタジオマイラゲージ
講師:川野泰周 先生
精神科医であり禅僧でもある川野泰周先生をお招きし、「マインドフルネス講座」を開催いたしました。
川野先生は、横浜にある室町時代創建の禅寺に跡継ぎとしてお生まれになり、高校時代には「人間にとっての幸せとは何か?」という漠としたテーマを抱かれ、精神医学を学び精神科医として診療に従事。
その後に禅門へ入門し住職となられたという異色の経歴をお持ちの先生です。
そんな川野先生ならではの医学的観点、そして禅の世界と二つの視点からの「マインドフルネス」についてのお話を沢山聞くことができました。
「ヨガ」を行う時、私たちは「今、この瞬間の呼吸や体に意識を向けて」という状態を大切にします。
それが「マインドフルネス」。
ヨガをする人にとっては馴染み深い言葉かもしれませんが、元は心理療法として広まったものであり、近年では、その医学的根拠やエビデンスによって医療現場だけでなく、社会全体に求められるものになってきています。
その「マインドフルネス」は何をヒントにできたのかというと、原始仏教のヴィパッサナー瞑想や禅が元になっているのです。
禅、マインドフルネス、瞑想、これらの違いとは?
脳の浪費家とは?認知行動療法ってどんなもの?
2分の瞑想、呼吸法、レーズンを食す、さまざまな実践を交えて
その感想をシェアしながら、本当のマインドフルネスという心の在り方について
説いてくださいました。
新たな学びによって、より繊細で丁寧なヨガセラピーが提供できますように。
川野泰周先生、お越しくださいました受講生の皆さま
誠にありがとうございました。
この講座は来年も当協会で開催していく予定です。
< 文責:石井及子 >
サポートスタジオ募集開始のお知らせ
協会では
協会主催講座(ヨガセラピスト認定講座)の開催に場所をご提供いただける
サポートスタジオを募集しております。
サポートスタジオ様にはイベントの開催、並びに講座の告知、集客支援のご協力をお願いいたします。
会費等はございませんが、無償での会場提供をお願いしております。
【活用用途】
協会主催講座(ヨガセラピスト認定講座) / 協会認定のヨガセラピストによる講座
【サポートスタジオ要件】
・スタジオ関係者の内、最低一名が当協会の一般会員でありクレドを保有していること
・所在地、オペレーションなどについて、書類を提出できること
・椅子があること(チェアヨガ用となります)
・イベントの開催並びに講座の告知、集客支援にご協力いただけること
・協会の理念に賛同し、その署名をいただけること
ご協力いただけますスタジオさま、詳細のお問い合わせ等は
こちらよりご連絡お願いいたします。
【講座報告】「伝える人のためのコミュニケーション講座」
11月26日(日)開催
受講人数:8名
開催場所:横浜スタジオマイラゲージ
講師:ERAN 岩田真理子 先生
元日本航空国際線乗務員という経歴をお持ちのERAN 岩田真理子先生をお招きし
「伝える人のためのコミュニケーション講座」を開催致しました。
日常生活から仕事に至るまで、人は人とコミュニケーションを図りながら生活しています。
そのコミュニケーションが円滑であればあるほど、生活も心も豊かになっていくのではないでしょうか。
CA時代の経験を通して岩田先生が教えてくださるのは
・コミュニケーションの本質
・快い対応の具体的な指導(身だしなみや声、表情など)
・ことばの魔法シリーズ
・正しい日本語の使い方
などなど
時に面白く、時にじんとさせられる現役時代のエピソードを交えつつ、
配慮あるおもてなし、コミュニケーションの方法をご教示くださいました。
特に日本語を大切に、正確に扱うことの重要性を説かれる岩田先生は
「言葉は生き物であり、時代と共に変化していくもの」と、柔軟な姿勢の大切さも
教えてくださいました。
受講生のヨガセラピスト、医療関係者、福祉施設関連でお勤めの方など、
参加者全員が明日からでもすぐに実践できる実用的な内容に、大変満足度の高い講座となりました。
この講座は来年以降も当協会にて定期的に行っていく予定です。
最後に
お忙しい中、お時間を作ってご参加くださいました受講生の皆さま
そして、乳飲み子をお抱えの身であるにもかかわらず、講師を快く引き受けてくださいました岩田真理子先生、誠にありがとうございました。
文責:石井及子
第2回メディカルヨガカンファレンス「がん患者さんのためのヨガ」開催報告
去る10月29日(日)、がん研有明病院 吉田富三記念講堂にて、第2回メディカルヨガカンファレンス「がん患者さんのためのヨガ~がんサバイバーシップのためにヨガができることを考える~」を開催いたしました。
雨足が強まる中、台風到来にもかかわらず午前午後を合わせまして109名の方にお越しいただきました。
足元の悪い中お集まりくださいました皆さま、誠にありがとうございました。
午前は講堂にて講演とパネルディスカッションを行いました。
乳がんサバイバーであり、現在はその経験を活かし乳がん体験者向けのヨガクラス「NYOGA」を受け持つヨガインストラクターの小山紀枝 先生、現代医学と心身医学、東洋医学の統合と実践を目指す心療内科医、国際医療福祉大学医学部心療内科医主任教授の岡孝和 先生、乳腺専門医である埼玉医科大学総合医療センターブレストケア科教授の矢形寛 先生、それぞれお立場の違う3名の先生方にお越しいただき、それぞれの立場から、医療とヨガについてのお話を頂戴しました。会場に集まった医療従事者の方、がん患者さん、ヨガインストラクター、セラピストと様々な方がそれぞれの立場で熱心に耳を傾けてくださいました。
また、パネルディスカッションでは、ご講演いただいた3名の先生方に加え、看護師でありヨガセラピスとしても活動されている松原昌代さん、当協会代表理事である岡部朋子も参加し、「医療者とヨガセラピストが協働できるフレームワーク作りを目指して」というテーマで話合い、様々な意見を交え、将来の課題が具体的に見えてくる大変有意義な話合いとなりました。
そして午後は、4つの部屋を使い4種の事例発表、4種の体験レッスン×2を同時進行し、全国から集まったヨガセラピストによる活きた事例の発表、そして様々な種類の体験ヨガレッスンを催しました。
事例発表では、病院でのヨガに関するもの、乳がんに特化したもの、看護師向け、ヨガセラピスト向けと、より細分化された発表を。そして体験レッスンでは、がんクラス向上委員会のレッスン、ヨガニードラ(眠るヨガ)のレッスン、乳がん患者さんのためのチェアヨガレッスン、呼吸に特化したディープブレスヨガレッスンと多種多様ながん患者さんのためのヨガを行いました。
特に体験レッスンでは部屋に入りきれないほどの方にお集まりいただき、隙間なくマットを敷いて対応したクラスもありました。
レッスンを受けられる患者さんとそのご家族の和やかな様子が、とても印象的な温かいヨガのひとときとなりました。
このような光景が近い将来、皆さまが通われている病院でも見られるような社会になることを願いつつ、第2回カンファレンスは幕を閉じました。
今回のカンファレンスでは、お二方の医師からいただいた学びにより、今後協会が取り組むべき課題も明確になりました。
当協会「がんとヨガ分科会」では、がん患者用ヨガ標準プログラムの作成、そのプログラムの安全性と有用性の評価、最終的ながん患者さんに対するヨガ利用ガイド作成し、医療従事者へのフィードバックを、3年計画で目指していく所存でございます。3年後には、またこのようなカンファレンスを企画、開催し、皆さまにお集まりいただけますよう、尽力してまいりますので、今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
ご登壇いただきました岡孝和 先生より、カンファレンス終了にあたり当協会へのコメントを頂戴しましたのでご紹介させていただきます。
最後に、このカンファレンス開催にあたり、ご登壇いただきました諸先生方、運営にご協力くださいましたカンファレンススタッフチームの皆さま、当日、または前日からご都合をつけて遠くからご来場くださいました皆さま、本カンファレンスを無事に終えることができましたのも、ひとえに皆様の温かいご支援のお蔭と、心より御礼申し上げます。特に、場所を提供してくださり開催まで温かく見守ってくださいました、がん研有明病院 乳腺センター長の大野真司 先生には深く深く感謝申し上げます。
文責:石井及子