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日本ヨガメディカル協会における「ヨガセラピー」「ヨガセラピスト」の表記について

2017年01月7日 | 新着情報

2016年、ヨガアライアンス*1では「 ヨガセラピー」、「ヨガセラピスト」と表記することを禁止しました。
https://www.yogaalliance.org/YogaTherapyPolicy
2016年10月1日までにすべての媒体から表記を削除しないと、登録ヨガスクール(RYS)/登録ヨガティーチャー(RYT)の登録を取り消されます。

一方で、IAYT*2(International Association of Yoga Therapists)および、IAYTと協業関係にある当協会の会員は「ヨガセラピー」、「ヨガセラピスト」を継続して使用していきます。

「なぜ、IAYTは「ヨガセラピー」、「ヨガセラピスト」の表記を継続するのか?」

日本ヨガメディカル協会と協業関係にあるIAYTは、ヨガセラピー、ヨガセラピストという言葉をしっかり定義するとともに、ヨガセラピストの倫理規定、プロフェッショナリズムを明示しています。

【IAYTによるYoga Therapy の定義】

http://c.ymcdn.com/sites/www.iayt.org/resource/resmgr/docs_articles/iaytdef_yogatherapy_ed_stand.pdf

また、IAYTは全米ヨガアライアンス の声明に対し、IAYTによる自主規制の責任を表明し、健康に役立つヨガの提供を行う仕組みづくりならびに人材の育成に取り組み続けていくことを発表しました。

http://c.ymcdn.com/sites/www.iayt.org/resource/resmgr/Docs_IAYT_Commentaries/Kepner_Comments_new_YogaAlli.pdf

当協会はIAYTと協業関係にあること、そしてヨガセラピーの定義はIAYTの定義に準拠していることから、継続的に「ヨガセラピー」「ヨガセラピスト」の表記を継続します。

【日本ヨガメディカル協会の会員の皆様へ】

当協会はIAYTのポリシーに準拠し、ヨガセラピスト養成のための教育、ヨガセラピー確立のための研究を進めていきます。

当協会の会員は協会の理念へ賛同することを前提にご入会いただいておりますので、継続してヨガセラピー、ヨガセラピストという表現をご使用になれます。

当協会は会員の皆様に、安心・安全なヨガセラピーを提供できるヨガセラピストとしての教育やトレーニング、勉強会の場を提供してまいります。

社会においてヨガセラピー、ヨガセラピストいう言葉が認知され、医療や人々の生活に役立つものとなるよう共に仕組みづくりに取り組んでいきましょう。

*1 《ヨガアライアンスとは?》

ヨガアライアンスとは全米ヨガアライアンスのことで、アメリカに拠点を置く非営利の会員協会です。ヨガアライアンスの規定するトレーニング基準および経験を満たした者が登録ヨガティーチャー(RYT:Registered Yoga Teacher)として認定され、規定を満たすカリキュラムを持つトレーニングスクールが登録ヨガスクール(RYS:Registered Yoga School)として認定されます。RYTおよびRYSともに更新は1年に1回です。

*2 《IAYTとは?》

IAYT(国際ヨガセラピスト協会)はヨガティーチャーとヨガセラピストのためのプロフェッショナル組織であり、ヨガの研究と教育活動のために世界的に活動しています。ヨガをセラピーとして確立することを目的に1989年に設立しました。
2014年には、 IAYTは48か国で3400人以上のヨガティーチャー、130以上の会員スクールを擁しています。
IAYTのヨガセラピスト(C-IAYT)は、既定のIAYTトレーニングプログラムを修了することで認定されます。
代表理事である岡部朋子はIAYTによるヨガセラピスト認定資格であるCertified-IAYTとして認定を受けています。