ネガティブ・ケイパビリティ
自宅でできるヨガは、運動不足解消だけではありません。
以前、協会のコラムで「ネガティブ・ケイパビリティ」について、次の様な記事をご紹介させていただきました。
新型コロナウイルスで先行きが不透明な状況を過ごしていく中で、自分自身と向き合うヨガという時間は「わからないことをありのまま受け入れる」という姿勢を培ってくれます。
帚木蓬生先生が、ネガティブケイパビリティについての書籍を書かれています。ぜひ在宅期間中を利用して読んでみるのはいかがでしょうか。
「ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力」(朝日選書)
こちらの記事も参考になります。
解決しにくい状況に焦らずつきあう 帚木蓬生さん「ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力」(良書好日)
https://book.asahi.com/article/11581829
「悩んで耐える能力こそ知性 帚木蓬生、ネガティブの勧め」(朝日新聞デジタル)
https://digital.asahi.com/articles/ASN4941N1N48UCLV00K.html
上記の記事で先生はこうおっしゃっています。
精神療法は『知識』を頭から消し去り、『欲望』にとらわれず、我田引水に患者を『理解』しようとしてもいけない――。生まれたばかりの赤子に対するように接することで、交わされる心情と言葉が力を持つと主張したんです」
自宅にてヨガの時間をもつことを通じ、自分や他人に対する根源的な慈悲を取り戻すことができるのであれば、私たちはコロナを乗り越えたのちに新しい世界を作っていけるはずだと思います。
(文責:岡部 朋子)