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【講座報告】「マインドフルネス講座」

2017年12月12日 | 協会報告

12月9日(日)開催
受講人数:13名
開催場所:横浜スタジオマイラゲージ
講師:川野泰周 先生

精神科医であり禅僧でもある川野泰周先生をお招きし、「マインドフルネス講座」を開催いたしました。

川野先生は、横浜にある室町時代創建の禅寺に跡継ぎとしてお生まれになり、高校時代には「人間にとっての幸せとは何か?」という漠としたテーマを抱かれ、精神医学を学び精神科医として診療に従事。
その後に禅門へ入門し住職となられたという異色の経歴をお持ちの先生です。
そんな川野先生ならではの医学的観点、そして禅の世界と二つの視点からの「マインドフルネス」についてのお話を沢山聞くことができました。

「ヨガ」を行う時、私たちは「今、この瞬間の呼吸や体に意識を向けて」という状態を大切にします。
それが「マインドフルネス」。
ヨガをする人にとっては馴染み深い言葉かもしれませんが、元は心理療法として広まったものであり、近年では、その医学的根拠やエビデンスによって医療現場だけでなく、社会全体に求められるものになってきています。
その「マインドフルネス」は何をヒントにできたのかというと、原始仏教のヴィパッサナー瞑想や禅が元になっているのです。


禅、マインドフルネス、瞑想、これらの違いとは?
脳の浪費家とは?認知行動療法ってどんなもの?


2分の瞑想、呼吸法、レーズンを食す、さまざまな実践を交えて
その感想をシェアしながら、本当のマインドフルネスという心の在り方について
説いてくださいました。

新たな学びによって、より繊細で丁寧なヨガセラピーが提供できますように。
川野泰周先生、お越しくださいました受講生の皆さま
誠にありがとうございました。

この講座は来年も当協会で開催していく予定です。

                                                     < 文責:石井及子 >