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【新年のご挨拶】

2024年01月1日 | 協会報告

新年明けましておめでとうございます。
本年もみなさまの健やかなる日々とますますのご活躍をお祈り申し上げます。
そして、今年も当協会は、ヨガに安全に取り組める環境を構築することで、みなさまのQoL(Quality of Life)の向上に寄与できることを目指していきたいと考えています。

新年のご挨拶にあたり、QoLのLifeの意味を今一度、共に考えてみたいと思います。
Life (ライフ)は、私たちに奇跡としての「生命」が宿っていること、そして雨の日、晴れの日はあれど日々の「生活」の連続体であること、そして折々の時点で振り返り、また展望する唯一無二の「人生」を意味すると言われています。

みなさまが取り組まれているヨガは、おそらくそれぞれに良い影響を与えていると思います。2024年もヨガをみなさまの生活を豊かにするツールとして役立てていただくために、再三ではございますが、ヨガの哲学の土台にある「非暴力」を想起させてください。

ヨガのポーズの中には、身体に負担をかけるものもあります。どうか、みなさまの「生命」に負担がかかることは控えてください。
セラピーとしてのヨガは痛みではなく「最も気持ちよくいられる姿勢」を探ってください。そしてヨガを「生活」の中に取り入れてください。
生活する中で「ねばならない」と自分が感じていることに気がついたら、吐く呼吸とともに手放してみてください。
その「ねばならない」は本当に必要なのかと問いかけ、自分で自分を縛ってしまっているかもしれない可能性に目を向けてみてください。
生活がもっと自由になるはずです。そして、みなさま一人一人の人生に今年ももたらされる「ご縁」は必ずよきものです。
お互いに人生を彩る登場人物です。ヨガの語源は「結ぶ」です。
縛りあう関係ではなく心地よい「結い」を楽しめる一年となりますようにと思います。

「無理をする」「強いる」「縛る」これらは非暴力の対極にあるものです。
2024年、みなさまのLifeが自由で伸びやかなものでありますことを願い、新年のご挨拶とさせていただきます。

本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

2024年1月
一般社団法人 日本ヨガメディカル協会
代表理事 岡部 朋子