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線維筋痛症(FMS) へのヨガセラピーアプローチ

2018年01月30日 | 協会報告

一般社団法人日本ヨガメディカル協会「実践講座 : メディカルヨガ – ヨガの処方箋(20症例)では、実際に教科書で紹介されているポーズの体現を通じ、より患者さんに寄り添えるアプローチを探っていきます。

【リストラティブヨガを活用した動きを伴ったヨガセラピー】

日本でも潜在的に200万人が罹患していると言われるFMS (線維筋痛症)、米国では1500万人の患者数が報告されています。
レディーガガさんの活動休止の原因となった病気です。
原因不明とされる頭痛を伴う疾患へのアプローチ、米国のヨガの書籍にはリラクセーションを中心としたヨガセラピーが導入を始めています。

【体が安心すると、心も安心する】

講座で実践したのは、リストラティブヨガの体勢をとりながら、自らの体、そして動きに意識を向けながら行う腕の上げ下げ。肩周りの運動です。
マインドフルネス、そしてエンボディメントの意識を促しながら、呼吸に合わせ自分の体をゆっくり動かすこと。自分の体との一体感を感じることで、自らの心身へのいたわりと安心感を育んでいくプロセスを参加者自ら実感しました。

似た疾病として慢性疲労症候群、過敏性腸症候群などがあげられていますが、今後も協会ではリラクセーションを中心としたアプローチをご紹介していきたいと思います。
いずれも、講習では実践を中心としています。参加にあたりヨガの経験は問いません。患者さんにをサポートする立場にある方々のご参加をお待ち申し上げております。

【米国での臨床事例はこちら】

繊維筋痛症(FM)患者において包括的ヨガプログラムによる介入が FM 症状と対処に及ぼす影響を調べる
Carson JW, et al. A pilot randomized controlled trial of the Yoga of Awareness program in the
management of fibromyalgia, PAIN,2010; 151: 530–539. Pubmed ID:20946990
http://okat.web.fc2.com/eyoga2015pdf/13-kinkokkakukei-31.pdf

当協会メディカルサポーター 岡孝和先生による日本語構造化抄録より

メディカルヨガ – ヨガの処方箋(20症例)のスケジュールは「講座・勉強会情報」のページをご覧ください。
2018年4月以降は隔週木曜日、御茶ノ水の協会サポートスタジオにて開催を予定しております。
詳細はもう少々お待ちください。

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