ヨガセラピストの本棚:Principles and Practice of Yoga in Health Care
インドで生まれアメリカで開花し、一時的なブームからもはやアメリカでは文化として認められつつあるヨガは医療費の増加に悩むアメリカ国民の健康状態の改善に著しく貢献できる可能性を秘めた統合医療の一手法として新たな期待を集めています。
本書は最新のヨガの臨床研究事例や、経験豊富なヨガ指導者によるケーススタディを理路整然と展開し、一方でヨガを治療計画の一環として導入するために必要な知識、実践方法を統合的に編集してます。多くの専門用語、科学用語が使用されているものの、ヨガの愛好家から医療関係者まで幅広い読者に配慮下平易な文章と豊富な図解(写真)により、専門書としてはもちろんのこと、日々参照したくなる実用書として期待されています。
《目次》
1 ヨガ、ヨガセラピーとヨガの身体心理学とは
2 筋骨格と神経に及ぼす影響
3 メンタルヘルスに及ぼす影響
4 生活習慣病に及ぼす影響
5 心臓血管系に及ぼす影響
6 がんに及ぼす影響
7 子供、青少年、高齢者など特定の年齢層
8 未来への期待
《著者》
Sat Bir Khalsa 医学博士
ハーバードメディカルスクール助教授、国際ヨガセラピスト会議議長Lorenzo Cohen 医学博士
テキサス大学MDアンダーソン癌センター教授、ヨガと乳がんの大規模研究を進行中Timothy McCall 医学博士
内科専門医、アーユルヴェーダ医、Yoga as Medicine 著者、Yoga Journal 医療編集者Shirley TELLES博士
パタンジャリ研究財団ダイレクター
(文責:岡部朋子)