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《代表理事からのご挨拶と年末年始休暇のお知らせ》

2024年12月18日 | 協会報告

2024年も、日本ヨガメディカル協会の活動にご共感いただき、温かいご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

本屋にはマインドフルネスやメンタルヘルスに関する本が並び、ヨガやマインドフルネスがますます身近なものとして市民の間で浸透してきた一年でした。この変化は、私たちが目指すヨガの普及においても大きな励みとなっています。

私ごとではありますが、2024年は「ペイシェントエクスペリエンス(Patient Experience)」について学びを深める年となりました。

ペイシェントエクスペリエンスとは、患者が医療を通じて得る価値や体験を指します。
カスタマーエクスペリエンスが顧客が感じる価値に焦点を当てるように、医療の現場でも患者の視点を大切にし、その経験を基に医療の質を向上させていこうという動きが広がっています。

ヨガセラピーにおいても、私たちが目指すべきは「ゴールの達成」ではなく、共にヨガをする方々がどのような経験を得られるか、そのプロセスを大切にすることではないでしょうか。
講座でもお伝えしているように、ヨガセラピストは指導者ではなく伴走者です。認定ヨガセラピストの最終面接を通じて、一人ひとりのセラピストが生徒さんと真摯に向き合い、その物語に耳を傾けている姿を確認できたことは、大きな喜びであり確かな手応えでした。

ペイシェントエクスペリエンスの担い手は、医療従事者に限りません。患者さんが医療機関を離れ、日常の生活に戻る中でも、その体験は息づいています。
ヨガセラピストとして、日々の活動の中で生徒さんの物語に耳を傾けることは、広義のマインドフルネスそのものではないでしょうか。

ぜひ、「Patient Experience」というキーワードにご興味を持っていただき、日常の中で生徒さんとの関わり方を見つめ直していただければ幸いです。

最後になりましたが、皆様の健やかな年末年始を心よりお祈り申し上げます。

来年も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

日本ヨガメディカル協会
代表理事
岡部 朋子

今年の事務局年末年始休業は
2024年12月28日(土)~2025年1月5日(水)
となります。

休業期間中に頂きました「お問い合わせ」は休業明けより順番に対応いたします。
よろしくお願いいたします。