ヨガセラピストの本棚:メディカルヨガ ヨガの処方箋(バベルプレス)
昨今よく耳にする「健康寿命」というこの言葉。平均寿命が延びつつある現在、注目されるは「いつまで健康上に問題のない状態で日常生活を送ることができるのか」という意味の「健康寿命」です。
H29年より「セルフメディケーション税制」も導入され、政府は自主的な健康の維持増進及び疾病の予防への取り組みを推奨しています。
ヨガなどの適度な運動が、健康促進に良いということはすでに常識となっています。
一家に1冊は医学書があったように、「ヨガの処方箋」なる本が手元にあればどんなに心強いでしょう。
「Yoga Journal」米国版の医療編集者を務め、ヨガ・インス トラクターであり、また内科専門医でもあるティモシー・マッコール氏は、癌や糖尿病、うつ病など、 現代人を悩ます20の症例へのヨガの講師陣20名による、症状改善のための実用書「YOGA AS MEDICINE」を作りました。
そして、その日本語訳版が「メディカルヨガ ヨガの処方箋」です。
健康美、肉体的鍛錬、精神性を謳うヨガから一歩引いた、ただただ健やかに暮らしたいという一般的な人々のための実用書となっています。
当てはまる症例のページを開けば、専門的、医学的観点からのワンポイントアドバイスや科学的根拠、そして禁忌についても詳しく記されており、ポーズは写真と共に解りやすく説明されています。
「病気の人も、衰弱した人も、老いも若きも、たとえかなりの高齢者でも、地道にヨガを続ければ、確実に効果は現れるでしょう。」
~ハタ・ヨガ・プラディーピカ~に書かれたスヴァトマラーマの言葉で第一章が始まるこの本。
ヨガはインスタントなメソッドではなく、継続することでゆっくり長く効く薬だということを伝えてくれています。頓服薬ではなく、内服薬のようにこの処方箋を、長くお使いいただくことを願います。
【 症例別ヨガの処方箋 掲載内容 】
1. 不安とパニック症候群
2. 関節炎
3. 喘息
4. 背中の痛み
5. 癌
6. 手根管症候群
7. 慢性疲労症候群
8. 鬱
9. 糖尿病
10.繊維筋痛症
11.頭痛
12.心疾患
13.高血圧
14.先天性遺伝症候群
15.不妊症
16.不眠症
17.過敏性腸症候群
18.更年期障害
19.神経多発性硬化症
20.肥満
※監修は当協会代表理事の岡部朋子です。
文責:石井及子