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獨協医科大学病院さまへの導入事例

獨協医科大学病院では、心身共にハードな職場である医療現場でのストレスケアの改善に役立てることを目的にヨガセラピーを新人看護研修や毎週のヨガクラスに導入されています。
ヨガセラピスト講師医療関係者の方へ

1.新人看護師研修におけるヨガセラピー

開催場所
栃木県宇都宮市獨協医科大学病院 敷地内武道場にて
開催枠と参加人数
2時間 100名
対象者
新人看護師
担当講師
ヨガセラピスト協会会員 筒井みさと先生
主催
栃木県壬生町獨協医科大学病院 看護部様

開催状況について

医療従事者に対してヨガを導入することで、日々のストレスをマネージメントし、集中力の向上からケアレスミスの未然防止に繋がるのではないかという病院側のお考えから新人研修での開催に至りました。

実践では、殆どの参加者がヨガ未経験者であることから、内省していく準備として、まずはインスタントリラクゼーションテクニックなどもちいて、緊張と弛緩の繰り返しにより体の変化に気づいていく練習からスタートしました。その後、呼吸への意識、中程度の強度のあるポーズを経て、深くリラックスしていくポーズに移行していきました。
日頃の疲れもあったようで、多くの参加者が眠りに落ちていました。

研修開催前に、7月は退職者が増える時期という話を聞いていました。原因として、自信をなくしてやめていく。体の不調などでした。
ヨガ実践前の説明では、ヨガの視点から身体の不調の原因や、ヨガがそれらの症状にどんな効果をもたらすのか、更に心の働きに関するお話を踏まえて、体の健康だけでなく健全な心で働いていくヒントが参加者それぞれに感じて頂けたらという思いで、お話をさせていただきました。

(担当講師 筒井みさと)

2.院内ヨガクラス事例

開催場所
栃木県宇都宮市獨協医科大学病院 大学病院 多目的ルームにて
開催枠と参加人数
毎週1回1時間 参加者はお仕事の都合によりばらつきがあります
対象者
医療関係者
担当講師
ヨガセラピスト協会会員 筒井みさと先生

開催状況について

当大学病院の医療安全推進センターの辰元先生と私、ヨガセラピストの筒井みさとが「頭痛患者とリストラティブヨガ」というテーマを学術総会で発表することになり、その研究協力者として参加してくださっていた医療従事者にヨガを体験していただきました。
その際、研究終了後もヨガを続けたいとの意向が生じたことから、毎週ヨガクラスを定期開催することになりました。

60分間のクラス構成は、リラックスしたいとの意見が多かったため、仰向けやうつ伏せで行えるリラックスを感じられるポーズを中心 に進めています。その中でも、労働で引き起こしやすい腰痛や肩こり、むくみ、様々な体の不調が改善されるよう、リラックスだけでな く筋肉へ負荷をかけることも大切しています。

参加者は、遅れて参加される方も多くいらっしゃるほど、ヨガのスタート時間ギリギリまでお仕事をされています。
クラスに参加されることにより明らかに来た時の表情と終了時の表情が変わり穏やかな顔で帰られます。

(担当講師 筒井みさと)

左 辰元先生 右 筒井講師

ヨガクラス風景

辰元医師からのお言葉

医療者がヨガクラスに参加するメリットとして、ストレス軽減によるQOL改善を促し、医療事故の防止に繋がることが期待できます。

辰元 宗人
獨協医科大学病院医療安全推進センター医学博士
総合内科専門医、神経内科専門医

頭痛専門医片頭痛の過敏症(光・音・臭い)を専門とし、ライフスタイルに密着した視点から「片頭痛にやさしい環境」を実現させる研究に取り組む。日本ヨガメディカル協会認定プログラム医療基礎講座担当

事例協力
獨協医科大学病院 医療安全推進センター
栃木県下都賀郡壬生町にある獨協医科大学の附属病院。高度な医療の提供と、医療に関する開発・評価及び研修を行う「特定機能病院」として地域医療の中核を担っています。
獨協医科大学病院Webサイト
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