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2017年新年のご挨拶

2017年01月5日 | 新着情報

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

本年も一般社団法人日本ヨガメディカル協会を宜しくお願い申し上げます。

2017年6月、米国カリフォルニア州オレンジカウンティで開催される国際ヨガセラピスト協会カンファレンスの募集がさっそく始まりました。

アメリカでも急速に社会的関心が高まっているのは人々の心のケアの問題。健康意識が高い層はどの国にも存在しますが、病気を抱えていても健康な人がいる一方で、健康なのに辛さを抱えている人が増加の一途をたどっています。

昨年のセッションで、私はメンタルヘルスのクラスを受講しました。あるプレゼンターの言葉に、ヨガの本質がストレートすぎるぐらいに込められているように感じました。

「私のところに来るクライアントの多くが「自分は足りてなくて申し訳ない」ということばかり言う。私たちは生まれた時は完全な存在だったのに、どうして大人になると自分を不完全とみなすようになるのだろう。不完全であっても完全なのが人間なのに。ヨガセラピストの役割は、「You are enough (あなたは今のままで充分よ)」というメッセージを送り続けることであり、アヒムサ(非暴力)の学びとは、不完全な自分を受け入れ、許してあげる練習ではないか。」

あなたが生きていることを謝る必要はない、あなたは今のままで十分だ、という気づきを得られる場を作っていくことが、医療のサポート体制や子供達の成長に及ぼす可能性は計り知れないと思います。

余談ですが、カンファレンスでは子供の教育にヨガを、というテーマは毎年継続して取り上げられています。2016年印象的だったのは「「子供達に学校教育の中でヨガをさせた方がいい」という提案はもうアメリカでは受け入れられ始めているけど、日本はどう?」と多くの人に聞かれました。明らかに現場導入の芽吹きが始まっています。

2017年は、各種分科会・勉強会の開催、臨床情報の提供に注力していきます。
分科会、勉強会におかれましては、ぜひとも皆様方の積極的なご参加をお待ちいたしております。

2017年1月5日

代表理事 岡部 朋子