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シモの悩みとヨガ勉強会報告

2017年04月19日

シモ、下腹部、骨盤まわりのお悩みはデリケートな部分で人に話しづらく、4 人中 3 人が誰にも相談できず一人で抱 え悩んでいるとも言われています。また、意を決して病院へ行こうとしても、何科を受信すればいいのかわからなかったり、医師を前にすると本当の悩みを伝えられなかったりもします。今回の勉強会ではそんな悩みを解決するために ヨガではどんなことができるのかを、話し合いました。

◆どんな悩みがあるの?どんな症状があるの?

・便秘、下痢、過敏性腸症候群、尿漏れ、頻尿、腹圧性尿失禁、骨盤臓器脱、痔など排泄器官、生殖器官の症状のほか、腹部の術後、産前産後の後遺症、骨盤のずれやゆがみによる症状など
・頻尿は圧倒的に男性に多い
・子宮脱の体験談
・腹部手術後の体験談

◆どんな悩みがあるの?

例えば便失禁を例にあげてみましょう。排便をコントロールできなくなるということは打ちのめされるような思いになるものです。加齢による肛門括約筋の機能低下、自然分娩による肛門の損傷、直腸手術、痔瘻などの手術、神経系の障害、過敏性腸症候群、食生活など、原因は様々で高齢者だけではなく幅広い世代で悩んでいる人たちがいます。五味太郎さんの「みんなうんち」という絵本がありましたが、幼児期はうんちのことを恥ずかしい事ではなく話していたのに、いつから、何となく恥ずかしい話題になったのでしょうか。

シモの悩みはまず、精神的なダメージ、ストレスが多いように思います。

・人に、医師にも家族にさえも相談しづらく、症状を悪化させる事にもなりかねない。
・その事により、行動範囲が狭まり、趣味を諦めてしまったり外出来る機会が減ってしまったりし心の病にもつながりかねない。
・便秘から認知症を引き起こすこと、認知症が進むことがある
・産後床上げ 2 ヶ月というのは守った方が良い。産後の無理は後になって体に不調をもたらす。
・ヨガクラスに参加していたのに、トイレが近い事から参加を断念。

◆ヨガができること

(1)心のケア

人間誰しも多かれ少なかれ悩みや痛みを抱えています。
生きているからこそ、悩み苦しむということ、今、呼吸をしているだけで大丈夫なんだよという安心感、ヨガを実践するのにアーサナ以上に大切なことではないでしょうか。

・ヨガの八支則、「非暴力」は自分の体に対して心に対してもいえることである。
・今ここにある、今この状態が自分である、ということを素直に受け止める事、すべてを包み込みその自分を愛してあげること。
・人間の体は世界一の薬局である

(2)呼吸法(プラーナヤーマ)

深呼吸するだけでも心が落ち着き、心が少し軽くなるものです。悩んでいる時にもれるため息をつくという事も本能的に心を軽くしているのかもしれません。ヨガでは多くの呼吸法があり実践することでさらに心と体のケアができます。
・片鼻呼吸(ナディショダーナ)は自律神経のバランスも整い、リラックス効果があります。
・カパラバディやバストリカのように内臓機能を活性化させ腹横筋、横隔膜、骨盤底筋群などの筋肉を鍛える呼吸法もあります。
・カパラバディは便秘解消にも効く

(3)ヨガのポーズ(アーサナ)

骨盤まわりのバランスを整え、内臓を支えている筋肉を鍛えることは症状緩和にとても役立ちます。特に骨盤底筋群を鍛えるポーズはシモの悩みトラブルの解消になります。骨盤底筋群と検索してみると多くの情報が得られます。鍛えてアンチエイジング、強化して尿漏れ防止、骨盤底筋が目覚める子宮ヨガ、など。

実際に骨盤底筋群を動かしてみましょう。

・おしっこを我慢する感じ
・肛門や膣から水を吸い上げる感じ

色んな表現があると思います。骨盤底筋群だけを動かすのは難しく腹横筋などのインナーマッスルや太ももお尻のアウターマッスルと連動して動いています。この部分を使うヨガのアーサナを考えてみましょう。ケーゲル体操という骨盤底筋体操も多くのところで紹介されてます。

・橋のポーズ
・弓のポーズ
・バッタのポーズ
・キャット & カウ
・ムーラバンダ
・お尻歩き

などなど バンダとは、ロックする、締める、縛るといった意味があり、氣、プラーナの流れを外に漏れないように内側で締め つけ閉じ込め体内で巡らせる働きがあります。三つの代表的バンダ、ムーラバンダ 、ウディヤナバンダ、ジャランダ ラバンダのムーラバンダはちょうど骨盤底に位置します。

◆骨盤底筋群とは

骨盤底筋(こつばんていきん)は、骨盤底を構成する深会陰横筋、尿道括約筋、肛門挙筋、 尾骨筋の 4 つの筋の総称のことで骨盤の底にあり、膀胱や尿道、子宮、直腸などのお腹の 臓器をハンモック状に下からしっかりと支えています。また尿道や膣、肛門 を引き締め る役割をも果たしています。20 歳代の女性で5~9cmの厚みがありますが年齢とともに 衰えていくと様々な症状を引き起こす原因になります。

◆次のステップ

家族や悩まれている方向けのクラス開催

「便秘、下痢、過敏性腸症候群、尿漏れ、頻尿、腹圧性尿失禁、骨盤臓器脱(産後や更年期の子宮脱)、痔など排泄器官、 生殖器官の症状のほか、腹部の術後、産前産後の後遺症、骨盤のずれやゆがみによる症状」にまつわる臨床情報の収集