HOME > 導入推進の背景
目次
2. 日本でのヨガ導入推進、
その枠組み作りを

米国では「ヨガを補完的治療マネジメントに活用する」という新しいヨガのあり方が普及し、そしてヨガを含む統合医療の研究に多くの国家予算が割り当てられています。
日本においては統合医療は未だ現代の医療を傍で支える医学的検証という側面での存在感はほとんどありません。補完統合医療としての可能性を期待されている療法のほとんどが、迷信や経験則、評判のみに頼る脆弱な基盤しか持っていません。医療費の削減や高齢化社会への危機を声高に叫んでも、ヨガの効果の現場への還元に積極的に取り組む米国などに比べて日本は大きく立ち遅れています。

何より異なるのは人材の豊富さです。ヘルスケアプロフェッショナル(医師、看護師、PT、OT、サイコセラピストなど)の多くがヨガを学んでいます。医療や介護のみならず、教育や軍事、更生施設の現場でもヨガの活用が始まっています。禅や仏教など東洋文化の文脈を取り入れ、平和に暮らすことの大切さを共有するコミュニティがひろがっています。

しかし、日本においてヨガセラピストという職業がプロフェッショナルとして必要とされる時代はそう遠くなく、日本でも、健康な人だけでなく、心や体に不調を抱えた人たちに安全な方法でヨガを提供される時代が到来することが予測されました。
そこで当協会では、「アメリカのような仕組み」ではなく、仏教や禅の文化を背景に持つ日本の社会ではさらに良い枠組みを作ることが可能であると考え、医療・メディア・ヨガの三つ巴で本協会は発足しました。

私たちは、ヨガを社会に受け入れられる産業として育てていくために、ヨガの愛好家だけが理解できるヨガであってはならない、ヨガを全く知らない人、偏見を持っている人、自分にはヨガは無理だと思っている人に、ヨガの良さを理解してもらえる仕組みをつくらなくてはならないと考えています。そのために、医療とメディア、ヨガのそれぞれに携わる人たちが協力し合い、医療・福祉・介護の現場に、補完統合医療としてのメソッドを持つヨガセラピーを根付かせ、ヨガの恩恵にあずかれる人を社会に増やしていきます。
そして、私たち日本人が心身ともに健やかに、自分らしさを発揮できる新しい時代を作っていきます。