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茨城県看護協会長からのヨガセラピーへの応援メッセージ

2016年11月16日 | 事例レポート

医療や介護の現場に生かすメディカルヨガ基礎講座、第一回は水戸の茨城県看護協会会議室で行われます。
快く会場をご提供くださりました、茨城県看護協会の会長である相川三保子さまより、ヨガの体験についての心温まるご感想をいただきました。

◇ヨガセラピーを体験した感想
この度ご縁があり、ステキな60分をご提供いただき、とても嬉しく、楽しみとなりました。
雑念を払拭し、先生と仲間と一緒に身体を動かすこと、呼吸をすることに集中できますこと、新しい大切な時間となりました。
何より、身体・こころがあたたかく、そして軽くなることを実感いたします。

◇これからヨガセラピーに期待すること
ほんの60分の喜び、変化を是非多くの方々に体験し実感していただきたく、活動が推進されますこと願います。
また、各々が今の自分と向き合い、健康な生活の実現に寄与できる貴重なプロセスの一つになることを期待します。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

                        茨城県看護協会 会長 相川三保子

医療者の方の心と体のケアに実際にヨガを体験いただき、その良さを伝える場を広げていただける、そんな流れを今後各地で作っていきたいと考えています。

茨城県看護協会様ヨガ

ヨガセラピストという新しい職業・新しい学び

2016年11月4日 | その他

《ヨガティーチャーとヨガセラピストの明確な分離》

今年1月全米ヨガアライアンス(Yoga Alliance) は、協会の掲げる基準の範疇に「ヨガセラピー」は入っていない、つまりヨガアライアンスの資格のみで「ヨガセラピスト」と表記してはならない、との発表をしました。
(https://www.yogaalliance.org/YogaTherapyPolicy)

全米ヨガアライアンスが育成するのは「ヨガティーチャー」であり、「ヨガセラピスト」ではない点、ヒーリング等、診断や治療としての意図を持つ指導についての言及は制限するようにとの通達が出ています。

背景として、セラピーとしてのヨガの専門的知識を持たず症状を抱える方への指導にあたり有害事象を起こしている事例が多くあったそうです。

一方で、国際ヨガセラピスト協会(International Association of Yoga Therapists )が本格的に 認定機関としての活動を開始し、基準合格した学校やヨガセラピストの社会的役割の明確化に動き始めました。(IAYT Accreditated School / 認定ヨガセラピストC-IATY)
中でもIAYTが力を入れているのが、高い倫理意識の維持と継続学習です。

ヨガセラピーを「古代から受け継がれてきたヨガの思想や実践を、現代社会における個々人の健康問題の解決・健康的な生活を目的としたヨガの手法」と定義し、年二回のカンファレンスでセラピーとしてのヨガの手法、導入事例、臨床研究、有害事象の把握、ヨガセラピーにおける課題などを世界中から集まったヨガセラピストたちで共有します。
 
 
《ヨガとヨガセラピーの違い》

ヨガセラピーは病気を抱えた人だけのものではありません。
現代社会においては、一見健康そうに見える人も多かれ少なかれ、心や体に症状を抱えていない方は少ないのではないでしょうか。
中には、怪我や病気、重い症状と闘っている人、通院治療中や経過観察中の方もいると思います。
ヨガとヨガセラピーにおいて、ヨガは本質的にセラピー的要素を内包しています。
しかしながら、どんな食べ物も安全ではないように、ヨガを伝えるにあたっては、とくにリスクの高い状態にある方に対しては、ヨガのやり方を慎重にサポートする必要があるのです。
ヨガセラピーの学びとは正しくヨガを教えることや上手に教えることだけではなく、それに加え「寄り添ってサポートする」心構え、そして方法論を学ぶことです。

ヨガとヨガセラピーの違いについては、こちらもご参照ください。
http://yoga-medical.org/word/

それによって、明らかに病気を抱えた人にももちろんのこと、自分では気がついていないけれど少しストレスアウトした人や、病気は抱えていないけど心を痛めているご家族、医療や介護の現場で働かれている方々ご自身も、ヨガをすることによって元気を取り戻し、また今日という1日を大切に生きていく原動力としていただけるのではないかと思っています。
 
 
《医療とヨガをつなぐ》

ヨガアライアンスがこのような声明を出した以上、ヨガセラピストはヨガセラピストとしての専門的な学びを得なくてはならないことが明らかになりました。
そして世界各地で学びの場が作られつつあります。

アメリカでもヨガセラピーという言葉の元、医療とヨガに橋が架けられつつあります。
今後の取り組みとして、日本でもヨガセラピーを通じ、医療とヨガをつないでいきたいと思っています。
西洋医学と東洋医学に橋をかけることは容易ではありません。
なぜなら、お互いの立ち位置も歴史も全く異なるからです。
相手を認めることは自らを否定することになるからです。
つまり、無理に繋ごうとすることは無理があるのです。
繋ぐことができる唯一の方法は、相手の得意分野を尊重し、助け合い補い合える部分で協力し合う方法を模索することでしかないのではと考えています。

ストレスにさらされやすいこれからの社会において、当協会は次の二つの学びの場の提供に取り組んでいきます。

(1)医療者がヨガセラピストして寄り添える学びの場を。
(2)ヨガティーチャーがヨガセラピストとしても活動できる学びの場を。

これらを実現することで、日本の社会においてヨガセラピストという職業が機能し始める土台が作られていくと考えています。

ヨガティーチャーとヨガセラピストの違い

2016年10月27日 | その他

ヨガメディカル茨城代表であり、当協会の公認コーチでもある横山みつこ先生のふたつのコラムから、ヨガセラピストを目指す上でのエッセンスを感じていただきたいと思いご紹介させていただきます。

コラムその1

最近は名刺を作る機会が増えてきました。

活動を広げるためにまず信頼を得るには名刺と肩書きも必要になるのですね

私が名刺を作るときweb上で雛形に必要事項を入力して発注するわけですが
いつも肩書きの入力で指が止まります。

私は
ヨガインストラクターか
ヨガセラピストか

自問自答

インストラクターは直訳すると「指導者」生徒を前に指導する立場の者

さて私は…

参加して頂いているみなさまを「生徒」とは呼ばないし「生徒」とは思っていません。
便宜上 「先生」と呼んでもらっているけど参加者のみなさまに
何かを教え授けるほどの者ではなくて自分が学びの発展途上。

私はインストラクターとは名乗れないと感じます。

長年に渡りルナワークスの岡部先生から学んでいる
メディカルヨガを伝える者として立ち位置

今年に入ってからの学びでは

アメリカでのカンファレンスでヨガニドラの先生の言葉
「あなたはセッションの相手と同じ状態にいてください」

心理士の渡邊先生がカウンセリングとは
「クライアントが精神の泥沼に入っているなら自分も一緒に入ってみましょう」

解剖学の野見山先生は
「みなさんがクライアントと一緒にリラックスする事が大事」

こんな言葉が宝物のように心に響きます。

きっと私は来て頂いたおひとり おひとりと一緒になって自分自身に向き合う事を感じて
寄り添い心地よさを共有する方法を模索している

「Teach」より「Share」
「Help」より「Serve」
なんだと再認識。

「クライアントにそっと寄り添い共有する」のがヨガセラピストであるなら
堂々とそう名乗れるようになりたいと願いを込めて

肩書きに「ヨガセラピスト」入れようと思います。

コラムその2

以前にもブログで書かせて頂きましたが
ヨガインストラクターとヨガセラピスト 何が違うのかのお話
http://ameblo.jp/mitsuyogamito/entry-12178069898.html

これをふまえて実はかなり前から
私共とは全く関係のないヨガ講師のクレームが私のところに入ってきたり、
同業の講師がトラブルの多い講師のあり得ない実話を報告してくれたりと
残念な状況が拡大しています。
(総体的にヨガ講師が増えているので色々なお考えのかたが混在しているのです)

プロとしてヨガをお伝えする時には細心の注意を払わないと
せっかく元気になりたくて来て頂いた参加者のかたに不快な思いをさせたり
酷い時は ケガをさせてしまう事だってありますから
私たちヨガをお伝えする側はそれなりの緊張感と責任感をもたなくてはならないと思います。

いついかなる時も
まずは「相手の立場に立って考えられるかどうか」が大変重要で
特に体調不良や闘病中のかたとのセッションでは
それができなければクレームどころか大変な事態にもなりかねません。

脇のリンパまで摘出して腕の上げ下ろしがしにくいかたはどう感じてる?

心臓に過度の負担をかけられないかたへの運動量はこれで大丈夫?

ホットフラッシュで暑さに弱いかたが不快な顔をしてない?

退院してきたばかりで体力のないかたが無理していない?

極度の緊張感でリラックスができないかたにどう声がけをしていく?

メディカルヨガセラピーに関してはポーズの美しさより
ヨガ哲学よりなにより大事なポイントになります。
それは「クライアントが快適かどうか」ということに尽きます。

たしかに多人数のクラスでは配慮の仕方がとても難しい事もあります
そこはなるべくFitnessレベルならぬComfortableレベルを合わせるようにしていくと
より理想的なセッションまたはクラス展開ができると考えます。

ヨガセラピストとはクライアントに寄り添う立ち位置を忘れない

クライアントの患部に自分の手のひらを当てて温めてあげるような気持ちで臨む

そんな想いのヨガセラピストが集まる場所として
クレームや事故のない安心安全なメディカルヨガをお伝えできる
茨城県のヨガセラピストメンバーの集まりがヨガメディカル茨城です。
ibaraki
http://ibaraki.medical-yoga.link

この活動の輪が広がりますように
クレームや事故のないほんとうに安全安心なメディカルヨガセラピーが
必要なかたに届いていきますように(^人^)

ヨガセラピストの本棚『痛みを癒すヨーガ』

IATY 認定 C-IAYT 代表理事 岡部 朋子が、これまでヨガセラピーを学ぶにあたり読みこんできた書籍をご紹介します。今後、これらの推奨書籍をもとに勉強会を開催していく予定です。

 
『スタンフォードの自分を変える教室』 で有名なケリー・マクゴニガル博士は、当協会と協力関係にある国際ヨガセラピスト協会(IAYT)の協会誌 Yoga Therapy Today のチーフエディターをしていました。
本書の中にある「心は体の中にある」に始まるたくさんのエッセンスから、ヨガセラピーを実践・提供していくにあたってのヒントを得てほしいと思っています。
なお、本書には『Yoga as Medicine (メディカルヨガ)バベルプレス』 のティモシー・マッコール医師が序文を寄せられています。

本書を監修された駒野宏人先生はご自身もヨガの指導を行いながら、岩手医科大学において神経科学講座の教授をされています。
岩手医科大学 駒野宏人先生 神経科学講座

写真入りの実践編、シークエンス、そしてリラクゼーション、瞑想法の説明がとてもわかりやすいので、ヨガセラピー提供の心強い手引きとしてご活用いただけることでしょう。
ヨガセラピーの提供のみならず、自分や家族の人生と痛みについて考えるきっかけをも与えてくれた本でした。
ぜひご一読をお勧めいたします。

雑誌「精神看護」19巻 3号

2016年09月16日 | 関連記事

雑誌「精神看護」19巻 3号に、愛誠病院で行ったヨガの取り組みによる事例が掲載されています。

雑誌「精神看護」19巻 3号 pp. 292-297
Print ISSN: 1343-2761 Online ISSN: 1347-8370
女子閉鎖病棟に落ち着きの時間をもたらしたヨガの取り組み
栗山 美樹1, 高野 裕子, 後藤 恵美, 平山 綾子
1愛誠病院 女子閉鎖病棟
発行日/2016/5/15

【文献概要】
■空間は変えられないが、この喧騒をなんとかしたい
私が勤務する病院の女子閉鎖病棟でヨガの取り組みを行い、それによる変化を実感しましたので、紹介させていただきます。
愛誠病院は東京都板橋区にある、66年の歴史がある病院です。女子閉鎖病棟は病床66床(保護室3床)、患者さんの最高齢は85歳、いちばん若い人で37歳(2015年3月現在)。なかには40年間を超える長期療養の方もいます。患者さんは年々高齢化しておりほとんどが統合失調症の方です。転倒事故の3分の1から2分の1の原因が、薬剤による副作用と高齢化という現状です。

以下、1ページ目は下記のサイトからご覧いただけます。
http://medicalfinder.jp/doi/abs/10.11477/mf.1689200235

kango