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精神科・心療内科医の川野泰周先生のメディカルサポーターご就任

2017年01月20日 | お知らせ

川野泰周先生 プロフィール

精神科・心療内科医/臨済宗建長寺派林香寺住職。

1980年横浜生まれ。2004年慶応義塾大学医学部医学科卒業後、精神科医として診療に従事。2011年より建長寺専門道場にて3年半にわたる禅修行、2014年末より横浜にある臨済宗建長寺派林香寺住職となる。現在寺務の傍ら都内及び横浜市内にあるクリニック等で、うつ病、神経症、PTSD、睡眠障害などに対し薬物療法と並び禅やマインドフルネスの実践を含む心理療法を積極的に取り入れた診療にあたっている。


第一回カンファレンスにもご参加いただきました。

先生よりメッセージをいただきました。

【日本ヨガメディカル協会 メディカルサポーター就任に寄せて】

川野泰周

世界の精神科診療において、薬物療法とともに心理療法をはじめとする非薬物療法の重要性はすでに広く認識されており、時には向精神薬を上回る効力をもたらすことがエビデンスとして証明されています。
昨今急速に医療、ビジネス、スポーツなどの分野で広まりを見せている「マインドフルネス」も、日本の「禅」に源流を有することから、東洋思想が心身の安寧に大きく寄与するものとしてとりわけ欧米において受け入れられています。
しかし我が国においては、いまだ宗教への負のスティグマや、精神医療システムの制約などから、こうした心理療法が十分に活かされているとは言い難い状況です。

ヨガは禅よりもはるか昔、古代インドの瞑想法から発展した、いわば「直系」ともいえる心身の調整法であり、各国で心理療法的アプローチの一つとして認知されつつあることも自然な流れであると考えます。日本における近年のヨガ習慣の広まりは、もう一度私たちの心と体に、東洋の精神性を呼び覚ます大きなきっかけとなるはずです。

精神科医でありながら禅の修行にその精神を学ばせていただいた私にとって、日々の診療の中で、いかにして患者さんに「自らと向き合う」心のありかたを落とし込めるかが治療の重要な鍵であると実感しています。

本協会の活動は、こうした、人間が本来持って生まれた自己認識力、ひいては自己治癒力を最大限に引き出すヨガの実践を、我が国において医療場面で導入してゆこうという、大変希望に満ちた取り組みです。
まさしく新時代の医療でありながら、人間存在の原点に立ち返ることを目指す当協会の活動に、少しでも貢献できればと願っております。

先生のご著書はこちら
http://book.impress.co.jp/aruaru-kokoro/

第一回カンファレンス盛会のご報告

2017年01月18日 | 協会主催講座、勉強会

2017年1月15日 (日)早稲田奉仕園にて行いました
YMSJ第1回カンファレンス「 医療とヨガセラピーのJapan Way」は
満員御礼、盛況のうちに終了することができました。

ご参加下さいました皆様、誠にありがとうございました。

開催にあたりまして

愛誠病院ヨガクラス 平山綾子さま
日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科助教授の門倉玄武先生
綾瀬循環器クリニック所長の多田博子先生
看護師の泉亜土さま
理学療法士の千葉一幸さま
早稲田大学人間科学部健康福祉科の三輪浦麻衣さま

大変意義の深いお話と論文紹介、ありがとうございました。

大寒波が日本列島を襲ったこの週末、雪降る中、遠方からお越しくださった参加者様も多数いらっしゃいまして
皆さまの医療とヨガに対する関心の高さと希望、学びに対する積極的な姿勢に外の寒さとは裏腹に、早稲田奉仕園は熱気を帯びておりました。

終了後には沢山の方々が連絡先を交換し合い、御名残り惜しいような大変良い雰囲気で終わることができました。
皆さまにご協力いただきました貴重なアンケートのご意見を参考に第2回の開催、
そしてヨガセラピーのJapan Wayを作るべく協会メンバー一同、さらなる活動に邁進していく所存でございます。

ヨガセラピーのシステムデザインを考えるワークショップ

代表理事岡部による協会設立の理念への説明がありました

とても臨場感があった愛誠病院精神科入院病棟でのヨガ導入事例

ヨガの語源は、つなぐ、結ぶ、お二人が、愛誠でつなぎ、結んで行ったご縁は想像以上のものでした

心臓病とヨガ:医師、看護師、理学療法士のみなさんによるパネルディスカッション

医療現場を理解してほしい、というメッセージは協会にとって活動への課題となりました

グループワークで懇親も深まりました

司会は協会公認コーチ小野田です。ヨガだけでなく様々なバックグラウンドを持った人材に協会は恵まれました

自分たちの言葉での活きた想い

日本医大の門倉先生による臨床を交えたお話には説得力がありました

ランチタイムには各分野に特化した文化交流会を行いました

不妊治療とヨガは今後大きなテーマとなりそうです

現場の声、これからの課題、ここでしか聞けない意見だったように思います

協会理事でありYogini 編集長が語る医療とヨガの未来

詳しくは後日レポートさせていただきます。

Photo by Nozomi Fujimura

視覚障がい者のためのヨガ:勉強会のご案内

2017年01月18日 | 協会外主催 講習等

2017年2月4日、神戸で行われる『チャレンジド・ヨガ サポーター勉強会*』のご案内をいただきましたので、ご紹介させていただきます!( * 当協会主催のクラスではございません)

チャレンジド・ヨガとは、視覚障がい者のためのヨガクラスです。

NPO 法人 日本カルチャーヨガ協会主催、(株)オシュマンズ・ジャパンが特別協賛し、 関東を中心に各地域で目が見えない・見えづらい方のための定期クラスを開催してい ます。
そして、2017年、関西でも活動を開始することになりました!

まずは、チャレンジド・ヨガや視覚障がいについて、皆さんに知って頂き、関西地域 での活動の輪を広めたく、サポーター勉強会を企画しました。ヨガインストラクターとして活動している方、福祉に関わっている方、視覚障がいの方の ヨガサポート方法を知りたい方、よく分からないけどチャレンジド・ヨガに興味がある方、 今後サポーターとして参加してみたい方等々・・・、一緒に勉強会に参加しませんか? 『見えないということ・見えにくいということ』を教えていただける視覚障がいの方も大歓迎です。

勉強会では、視覚障がいの方のヨガをサポートする際のポイント以外にも、手引きで 屋内や屋外を誘導案内する方法はもちろん、アイマスクをして、見えない・見えにくい という事を実際に体験していただき、皆さんそれぞれに感じた事、気づいた事など、皆 さんと意見交換・共有できる時間にしたいと考えています。

是非、ご検討下さい。よろしくお願いします!

●開催日時:平成29年2月4日(土)10時~12時

●主催:NPO法人 日本カルチャーヨガ協会

●開催場所:神戸視力障害センター本館2階大会議室(住所:〒651-2134 神戸市西区曙町1070)

●参加費:お1人様 1,000 円(※視覚障がいの方は無料です) ※視覚障がいの方はグループワークを行う時に「見えないということ・見えにくいというこ と」を教えていただきたいと思っております。ご協力お願い致します。
※費用は NPO 法人日本カルチャーヨガ協会の活動に使わせて頂きます。

●内容:

1講話「視覚障がいとは?」
2講話・実技「視覚障がい者の手引き・誘導のポイ ント」
3チャレンジド・ヨガ インストラクターによる講話・実技「視覚障がいのヨガとは?」

●持ち物・服装:1動きやすい服装(ヨガウェアでなくても問題ありません)※ヨガは裸足で行うのをお薦めしていますが、裸足に抵抗がある方は、五本指ソックス(足裏に滑り とめ付きがお薦めです)をご用意下さい。2汗ふきタオル3水分補給のためのお水など 4ヨガマットは準備いたします

●申込方法:
(その1)NPO 法人日本カルチャーヨガ協会 チャレンジド・ヨガプロジェクトへメール
challengedyoga@gmail.com
(その2)神戸視力障害センターへ電話 078-923-4670(丸山さまあて)

●交通アクセス:会場への交通アクセス概要は次の通りです。詳細は神戸視力障害センター支援課丸山さまあて、お気軽にお問い合わせください。神戸視力障害センターの西門から入り、突き当り左側のガードマン室へお声かけく ださい。

(その1)JR 明石駅、山陽明石駅をご利用の場合:駅南側(魚の棚方面)のロータリー 「3番のりば」でバスに乗り、約20分「吉田」下車。
(その2)JR 西明石駅をご利用の場合:タクシーで約15分。 (その3)車でお越しの際は、玉津インターから国道175号線を南へ進み、県道21号 線とぶつかる「森友交差点」を西へ曲がる。最初の信号を北へ曲がると右手にセンタ ーの門があります。

●参考 HP など
チャレンジド・ヨガ 公式アクセシビリティホームページ http://challengedyoga.com/
チャレンジド・ヨガ 公式フェイスブック
https://www.facebook.com/challengedyoga
チャレンジド・ヨガ 公式ツイッター

厚生労働省国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局 神戸視力障害センター ホームページ http://www.rehab.go.jp/kobe/


山口博志先生に協会のメディカルサポーターにご就任いただきました。

2017年01月12日 | お知らせ

ひろ乳腺クリニック(福岡県福岡市) の院長である山口博志先生に協会のメディカルサポーターにご就任いただきました。

http://www.hiro-breastclinic.jp

先生は昨年も、乳がん患者さま向けのヨガのイベント*を3回も開催くださり、本年も企画がスタートされているとのことです。

患者さまに心と体を元気にするヨガを勧めてくださっています。

*昨年のイベントの様子はこちらよりご覧いただけます。

https://www.facebook.com/hirobreast/posts/373529489646830

ヨガセラピストの本棚 「フランス式「うつ」「ストレス」完全撃退法」

2017年01月12日 | 推奨書籍

<フランス式「うつ」「ストレス」完全撃退法>

社会問題として深刻化する「ストレス」。
増加傾向にある「うつ病」「不安症」。
フランスは、うつ病患者が最も多い国であり、
その数はなんと日本の12倍だそうです。

フランスの精神科医、ダヴィド・S・シュレベールは、この本の冒頭で
「女性の患者が目の前で泣きだせば、間違いなく、抗うつ剤の処方箋をもらうことになる」と、書いています。
「医者の処方は、まるで条件反射のように一般化している。」と。
このような光景が、日本の医療現場にも多く見られるということは、
医療に携わる方、もしくは通院歴のある方は、良くご存知かと思います。

医学は1940年代に抗生剤の出現によって大きな変化を遂げました。
それまで致命的だった病気を克服できるようになったのです。
めざましい医療の発展のおかげで、私たちの平均寿命、健康寿命が延びたのは、紛れもない事実です。
がしかし、薬を飲むことで病気を治せるようになったその瞬間、医学の実践において、それまで重要視されていた、医者と患者の関係、栄養、患者の姿勢など…これらが疎かにされ始めたのも事実でしょう。

薬さえ飲んでいれば、うつ病は治るのでしょうか。不安神経症の苦しみから逃れられるのでしょうか。
残念ながら、抗うつ剤は抗生物質ほどの効果は出せていないようです。人の心は、薬でどうにかなるものではないのです。
それでも抗うつ剤を投与する医療現場が減らないのは何故でしょう。医療も市場原理で動いているのですから仕方のないことかもしれません。

では、増え続ける「うつ病」「不安症」を患った人々は、薬を飲む他に一体どのようなことをすれば、その症状を少しでも改善させることができるのでしょう。ずばりその様々な方法が、この本には書かれています。
・心臓脳システム
・心臓のコヒーレンシー
・眼球運動
・光のエネルギー
・鍼術
・オメガ3 などなど
人間の生理機能に対するアプローチで、斬新なものから、古く言い伝えられてきたものまで様々な方法が紹介されています。

そして、これら以外にも、こんなに単純なものも記されています。
・運動
・愛情
・感情のコミュニケーション
・周りを変えるのではなく自分が変わる
・他者との絆
・スキンシップ
・ペットを飼う。植物の世話をする。
・ボランティアをする
・瞑想と呼吸 などなど
これまで、科学的根拠のなかった「病は気から」とも言える、数値に置き換えることのできないような例が
様々な研究や動物実験などと共に紹介されています。

シュルベール氏は、本書の中で
サンフランシスコ大学の精神科医の言葉を借りて、こう言い切ります。
「”人間関係”は、どんな薬や外科手術にも劣らない現実的で決定的な治療法である」
そしてさらに深く掘り下げるのです。
非暴力、感謝の気持ち、他者との繋がりについて。
ヨガをしている方ならば、これらが深くヨガと関わりのある内容であることは
すでにお解りだと思います。

西洋医学の世界に身を置きつつも、自ら31歳で脳腫瘍を患い、克服と再発を繰り返した経験を持つシュルベール医師。
医師としての知識と癌患者としての経験が、このような視点を生み出したのかもしれません。
事務的に行われる投薬や外科的処置だけではなく、もっと基本的な事、人と人の繋がりを大切にする医療の在り方を模索すべき時代に差し掛かっているのではないでしょうか。

ヨガの要素が、未来の医療現場に役立つであろうこと、そしてヨガセラピー普及への道を作るセラピスト達の背中を押してくれることになるであろう、自信につながる必読の一冊です。

(石井及子)