HOME > メディカルヨガ情報 > 【協会主催講座、勉強会】の記事
【協会主催講座、勉強会】の記事

「がん患者さんのためのヨガ」〜Yoga for Cancer 〜に込めた想い

2017年10月12日

協会では、二週間後に第二回メディカルヨガカンファレンス「がん患者さんのためのヨガ」〜Yoga for Cancer 〜を開催いたします。

開催準備に向け、多くの皆様のご協力、ご尽力をいただいておりますが、ここでもう一度、私どもの思いについてご案内申し上げます。

イベント学会(会長:堺屋太一先生)によると、

【イベントの定義】

●概念的なイベントの定義●
イベントとは、何らかの目的を達成するための手段として行う行・催事である。

●構造的なイベントの定義●
イベントとは、目的を持って、特定の期間に特定の場所で、対象となる人々をそれぞれに、個別的に、直接的に “ 刺激 “ (情報)を体感させるメディアである。

●実務的なイベントの定義●
イベントとは、最適な行・催事を採択・構築することによって、相当数の人間を集め、時間と空間を共有することで、ある目的を達成しようとする組織管理的手段をいう。

【イベントの5つの必須要件】

非日常性〜日常とは違う何か特別なもの
目的〜目的や動機、意図、趣旨
場〜単なる場所のことではなく、そこに集まった人々が相互に、日常とは違う特別な意味のある空間と時間を共有している場
コミュニケーション表現〜目的や場を具現化するため
計画性〜意図的・計画的

と記されています。(参照:イベント学のすすめ)
そこで、今回のカンファレンスの目的やゴールは何かというと

【カンファレンスの目的】

•医療関係者にがん患者さんに対するヨガセラピーの有効性、安全性の理解を深めていただく。
がん医療をサポートする手法の一つとしてのヨガセラピーの導入を進めるきっかけをつくる。

【カンファレンスによる長中期的なゴール】

•医療関係者とヨガセラピストが協力できる体制を構築
医療機関でヨガセラピーを活用できる仕組みを整える
治療中および治療後のがん患者さんがヨガによる恩恵を最大限受けることができる

そのために、がん研有明病院様より「場」の提供をいただき、日常ではできない総合的な理解を深めることができる「場」がん患者さんにヨガの恩恵を届けたいという想いを持つ人々が相互に、繋がれる「場」の創出に向け、準備を進めております。

◉ がんサバイバーである小山紀枝さんに「乳がん患者さん向けヨガクラスの様子」というテーマにてご講演をいただくことで、実際にどのようにがん患者さんにヨガが実施されているかを参加者が知り、理解を深めていただくことを願っています。

◉ 岡孝和医師に「ヨガと臨床」というテーマでご講演をいただくことでがん医療におけるヨガの位置付けと期待されることを理解いただけたらと思います。

◉ 矢形寛医師に「国内における研究の可能性」というテーマでご講演をいただくことで、日本の乳がんにおけるエビデンスの構築が始まったことへの認知が広がることを願っています。

◉ パネルディスカッションでは、日本における理想的な患者支援としてのヨガのあり方を議論したいと思っています。

◉ そのほか、北米や国内におけるがん患者さん向けヨガの普及の実態を知っていただくこと、加えて、ヨガは実践を通じてその効果を体感していただけるため、実際にヨガに触れていただく機会を設けたいと思っています。

がん医療をサポートする手法の一つとしてのヨガセラピーの普及を進めたい、という想いから始まったカンファレンスとなります。

準備に携わる一人一人の想いが、患者さんのヨガとの出会いにつながるよう、カンファレンスのご案内にご協力をお願いいたします。

カンファレンスの詳細はこちらをご覧ください。
http://yoga-medical.org/learning/1729/

第二回メディカルヨガカンファレンス「がん患者さんのためのヨガ」〜Yoga for Cancer 〜
実行責任者 岡部 朋子

【分科会勉強会報告】産後のお母さんとヨガ(9月30日)

2017年10月4日

9/30 土曜13:30より横浜 にて一般社団法人 日本ヨガメディカル協「産後のケアとヨガ」
勉強会を初の座長として無事に終了することが出来ました。
お互いにレッスンの経験、子育ての経験から、各テーマに沿って話し合いました。

1.ママになること、母になること。マタニティ(妊婦)産後とは、どんな状態?

★カラダについて 体型の変化、疲れ、だるい、寝不足、髪質パサパサ、シミが出来やすい、

★ココロについて

孤独感
比べやすい
イライラしやすい
やる気が薄れる
不安定
良い母親になろうと頑張りすぎてしまう
自分ルールを作り過ぎてより疲れる

2.悩み、課題、疑問点

母としての体調管理
子育て、育児、家事
夫との分担、役割
リフレッシュ すること
保育、一時保育の活用がなかなか出来ない
1人目の時ほど経験不足でココロもカラダも休めない
産後うつの状態へ、
自分を満たすことが難しい

3.産後のママ達がヨガをするとどんな効果がある?

今いる立場や状況が変わらなくても、ヨガを意識的に行い日常に取り入れることによりカラダやココロに対してのメリット変化が沢山あり、産後ケア、マタニティケアとして効果的である
頑張りすぎる自分を母を許す、
頑張りすぎる日常を手放す、
頑張りすぎていた自分を認める
自分のココロとカラダに寄り添うことが出来るようになる

4.ヨガセラピストとして出来ること、ありたい存在。必要とされる存在へ。

産後のケアとして、私達が「今」出来ることとは?

母であるからこそ、ヨギーニであったからこその話し合いで、日々、私達がヨガに助けられて「今がある」と更に実感…
産後のお母さんのための「Yoga as a service」ヨガ知らなかった v.s ヨガがあってよかった を発信していこう!

【ヨガがある意味】

リセットが必要
自分を許す、自分を満たす時間が必要
いったんこどもと離してあげる

【こんなポーズを勧めたい】

頭寒足熱
体質別
開く
ひねる
委ねる
腹式呼吸

【提案】

女性が変われば男性も変わる
セルフコンパッションを促そう

【プロジェクト】勉強会からの声で生まれたことを次に活かしていきます!

(1)子育て中/子育てが終わったママYogini

「子育てにヨガがあってよかった!」という声を募集します。ヨガをしているお母さん、妊娠中、産後、ヨガがあってよかった!という声を広めていきたいと思っています。特にこれからお母さんになる女性たちに、産後の起こりうることを知っていただき、それにヨガがいかに役に立ったか、ということを一緒に伝えていきませんか?今後、FBで声を募集していきます。

(2)未婚女性、子育て前の女性向け、産後を知ろう
セミナー + ヨガがあってよかったことを伝えよう「Yoga as a Service 」

(3)ヨガのある両親学級で産後クライシスを予防しよう

産後の悩めるママ達へ

ヨガがあなたを満たすとても自然で温かい存在でありますように…

文責:座長 村田寿美礼

 

川口たかえさんのブログもぜひご覧ください。
https://ameblo.jp/ta281/entry-12315696206.html

【講座報告】マインドフル瞑想の脳科学

2017年10月2日

岩手医科大学薬学部神経科学講座教授の駒野宏人先生をお招きして、特別講座「マインドフル瞑想の脳科学」が開催されました。

仏教瞑想のルーツから、脳にある3つのシステム、放出されるホルモンのお話、そして具体的な脳の構造にまで話は及び、心と体のつながりを科学的に説明できることが理解できました。

何より、ロールプレイや実践を交えた先生の説明がとてもわかりやすく、受講生一同、夢中で聞き入りました。そして、先生の笑いヨガのリードが最高で、とても説得力がありました。

最後に、一時間弱のヨガクラスを通じ、講座で学んだ知識がしっかりと身を以って理解を深めることができました。

岩手からはるばるお越しいただき、貴重な学びの機会をありがとうございました。

文責:岡部 朋子

【講座内容】

マインドフルネス瞑想は、自分の身体や気持ち(気分)の状態を受容的に気づくエクササイズです。欧米では、すでにその効果について、実証的研究報告が蓄積しており、ストレス対処法の1つとして医療・教育・ビジネスの現場で実践されつつあります。
また、一方で瞑想をこころみたけどうまくいかない、あるいは、状態が悪くなってしまったなどという瞑想難民と呼ばれている人も増えてきています。
そこで、今回、脳科学の視点から、マインドフルネス瞑想を理解し、その適切な実践法と効果について、以下の内容をワークをとりいれながらお話したいと思います。

1.簡単な脳科学の知識と瞑想能について
2.判断のない受容的なマインドフルな気づきについて

※脳内で起きていること
※健康上の効果
※瞑想難民にならないために

3.マインドフル瞑想体験

【分科会勉強会報告】シニアとヨガ

2017年09月21日

2017年9月17日、一般社団法人日本ヨガメディカル協会 第1回『シニアとヨガ』 分科会が行われました。
西日本は台風18号による強風と豪雨の影響で、東日本は活発な秋雨前線の影響で、 交通機関に乱れが生じ、残念ながら参加を断念された方もいらっしゃいました。 窓には冷たい雨が吹付けていましたが、スタジオ内は皆様の活気と熱意が溢れていました。 作業療法士さん、看護師さん、ケアマネジャーさんなどがご参加下さり、それぞれの立場 からシニアに対する取りみをご紹介頂き、国の医療・介護制度改革にも触れながら今後の より良い取り組み方を話し合いました。

事例報告では「公民館ヨガとディサービスヨガの違い」神山知紗先生 「お寺ヨガ」須田恵利華先生 「シニアに伝えたいヨガの効果」伊藤典子がありました。 シニアの皆様が楽しみに通って下さる様子や、シニア特有の頑固な面?シニアあるある! に頷いたり、ヨガを始めた事でお寺自体が活発になって行く様子など、今後に更なる広が りを感じさせる素敵なお話を伺いました。

最後に、

1、シニアにとってヨガって何?
2、ヨガインストラクター、セラピストが出来る事!は何?
3、これから何を目指して進む?

ここまでの時間で感じたこと、気付いた事などすべてのまとめです。

『心と体の健康・心の豊かさ・生活全体を丁寧にしてくれるもの・人生のサポート・自分と仲良くする・自分を愛する・自分を許す(セルフ・コンパッション) 医療費削減・地域の活性化…など』

全てが1、2、3、にあてはまります。

人類が経験したことの無い『超・超高齢社会』に向かっている日本。 この難関を乗り切る為にシニアヨガは大きな力になる!そう確信できる分科会になりました!

今日の皆様の熱意を、次回につなげ更に大きな輪になって行くことを願います。

雨の中ご参加くださいました皆様、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

文責:2017・9・18 座長 伊藤典子

【講座開催報告】セラピストのための生理解剖学講座1&2

2017年09月12日

2017年 9月9日(土)、10日(日) セラピストのための生理解剖学講座1&2

講師:野見山文宏 先生
参加人数: 9日 11名 10日 9名

生理解剖学のスペシャリスト 野見山文宏先生をお招きし
セラピストのための生理解剖学講座を2日間かけて行いました。
ヨガインストラクターやボディワーカー、ロミロミセラピスト、ベリーダンサーと
多種多様な職種の方にお集まりいただき、始終和やかなムードであっという間の2日間でした。

1日目は体幹、骨盤に関して、
2日目は 脊柱、下半身の筋、骨盤の前傾後傾に関連する筋肉について学びました。
野見山先生の解剖学は、一般的な解剖学講座とは一味も二味も違います。
ただ仕組みを学ぶだけでなく、人体をズームインしたりズームアウトしたりします。
行き来する視点の必要性を説かれ、
それはヨガ哲学であり、自然の摂理であり、この世の真理であり
全てが繋がっていることに気付かせてくれる、とても温かい講座なのです。

人の身体も、自然も、宇宙も、全て同じことだと気付かせてくださり、
陰と陽、月と太陽、全てひっくるめて一つなのだと、
そんな広い視点を与えてくださる壮大な生理解剖学講座でした。
クラス全体がほっこりとし、非常に優しい時間の流れた2日間、
終わってみると、受講生の皆さまからは
「早くお客様に試したい」「すぐに実践できる」との声も多く、
実用的かつ哲学も学べるという大変満足度の高い講座となりました。

文責 : 石井 及子

【分科会勉強会報告】子供の教育とヨガ 

2017年08月23日

2017715日(土)13:3016:15

於)Studio My Luggage

参加者 7名

(後半より、ヨガメディカル協会岡部理事、協会松原氏が合流)

 

~ブレーンストーミングのイメージで、自由討論~

【話題1:なぜ、子供にヨガと思う?どんな問題に対して、ヨガが役立ちそう?】

・学校で先生に余裕がない。子供の心を育てる段階でない教師が多い。子供は未完成で当たり前なのだから、大人は余裕を持って接し、指導してほしい。→先生も心の余裕を持つ機会が有った方が子供達にとってよいのでは?あるいは、教職の業務内容をやみくもに増やすより、先生以外に、学校に入っていく専門家を受け入れることで、出来る部分は役割分担するとよいのでは?

・逃げ場がない子供達、力の抜き方、やり過ごし方を知らないまま大人になってしまう懸念。ヨガと言わなくても、呼吸の授業、リラックス方法の練習と、気軽に朝の会などで導入出来るのではないか?

・幼少期から呼吸を調えたり、呼吸と体を一緒に味わい楽しむような、ヨガの要素のある活動に親しむ機会のある子供が成長とともに、息が詰まりそうになった時、ふと深呼吸を思い出したりしてくれるような、関わり方はできないだろうか。大人になって初めて呼吸の重要さを認識するよりも、小さなころから自然に深呼吸して心を落ち着ける術を身に着けていける環境。

・学校でのヨガもしくは呼吸法のクラスに、全員参加となるとハードルが高いが、養護教諭とヨガ講師が関わって、昼休みなどに、希望者に体育館に集合してもらう方法。

【話題2:具体的アイディア:こんな風にヨガを紹介出来るんじゃないか…】

・塾生の合宿で、取り入れる。

・呼吸、姿勢、を調えると内臓の働きがよくなり、脳に血液もよく巡るようになる。その結果として、体の調子が上がるだけでなく、勉強の効率も上がる(現状は、つい、背中を丸めて顔も低い位置で、テキストとノートとにらめっこという生徒が多い。丸い体勢は呼吸も浅くなるし、脳に血液が廻らなく悪循環)…このような分かりやすい効果を示すことで、保護者の理解も得やすくなるのではないか。

・ 幼稚園も保育園も学校も、公立は縛りがあることが多いので、私立の独自性を出したい様な所、自由裁量の大きい所へ提案していくところから始めると、とっかかりになるのではないか。

・部活指導の一貫として外部コーチを招くように、呼吸法、ストレスマネジメント方法のコーチとして参加出来ないか。

・保育園や幼稚園で、体育の講師を週に1回招くように、呼吸の先生が定期的に入っていける可能性を探る。

・学校の先生達に対して、講習会(ヨガ、もしくは呼吸法)を行い、先生から、子供たちへの指導に積極的に導入してもらう。

・ピアノ教室の生徒さんに、呼吸法を紹介しようと思う。(頭がすっきりするカパラバティなど)

【話題3:実現に向けて。協会のサポートとしてあると役立ちそうなこと含め】

・あまりに実績が少ない。実績を残すことが普及への着実な道。小規模からでも、事例報告できるようにする。(できれば写真+参加者の声つき)海外の事例は、実感が沸きづらく、明確な興味や動機づけには繋がりにくいので、やはり身近な日本での報告が必要である。実績報告を協会から外部に発信してもらう。HPや配布資料など。外部向け資料などは、分科会のメンバーで共有し、自身が活動する際にも使って行けるようにする。

・医師から勧めてもらう手段は効果的ではないか。→協会サポーターの活かし方。

・アンテナを張る。大学の先生や、研究者で研究テーマとして興味を持ってくれそうな人に働きかける。研究予算を持っているので、実際の活動がしやすい。逆に公立学校や役所などは、ボランティアからでないと受け入れられにくい。

・1回で終わらせない。アンケートなど行って、フィードバックの上、次に繋げる。あるいはその結果を協会の媒体利用も含めて紹介する。数値的なデータよりも、生の声の方が始める動機づけになる確率は高い。アンケートも分科会メンバーで共有し、適宜使用できるものがあるとよい。

・親世代、教職員世代に理解を広めること。先生たちに体験してもらう。

・学校も、病院も、諸施設も、先生、医療従事者、スタッフなどが一緒に楽しそうに行うことで、雰囲気を共有することが出来る。盛り立ててもらう。緊張をほぐす。

・最初は、ボランティアや無料体験してもらうことを提案。そこから正式な契約へと繋げる。その際、参加者へのアンケートやデータ収集に協力してもらえる体制を作る。

・欧米で関心の高まっている「セルフコンパッション」「マインドフルネス」と関連付けて。「ヨガ」というとマイナスのイメージを持つ大人も少なからずおり、ハードルが高くなるが、あるがままの自分を見つめ、受け入れる、周りとの関係の築き方、その中での生きやすさを見つけていく為の手法、訓練のひとつとして紹介。子供でも簡単に出来る方法で。

【話題4:今後の分科会内部での分担】

子供と言っても、所属や環境は多様。年齢によってもより相応しい方法というのは異なるので、細分化する必要があるのではないか?

・ベビー&親

・幼児

・小学校低学年

・小学生

・思春期(小学校高学年~中学生)

・中高生

・20歳前後

【話題5:これからどうする?&第一回勉強会のまとめ】

・今後は、サイボーズで繋がりましょう。→分科会メンバーを増やす。話題の共有や、疑問を投げかける場。

・各自の活動の実績を報告しあう。

↓↓↓

何はともあれ、事例を増やすこと!

他の分科会と比較すると、ヨガメディカルの中では走り出したばかりであり、対象が医療の現場よりもむしろ教育の現場であるため、独自の工夫や努力が必要であると痛感しました。医療者の中にはヨガを取り入れた統合医療のような内容に理解関心を持っている方が増えている印象ですが、教育者の集団の方がより保守的であり、理解協力を得ていくのはまだまだこれから。特に教育の場は、現場からの声で動いていくよりも、慣習に重きを置いたり、トップダウンや足並み揃えることが多く、普及にもひとひねりが必要であろうと考える。本来はその時代その時代の子供達の環境に則して教育の場を柔軟に作り上げていくべきなのだから、子供の健やかな成長のためには、よりスピードのある変化や柔軟性をもって、対応がほしいところと考えます。特に、文科省からの指針が示されている今のタイミングは重要と考え、教育の現場では新しいことにはなかなか手が回らないであろうと予想できることもあり、こちらからうまく働きかけていきたい。

・既に教育の場にいる方で何かを始めたいという志のある方は、目の前の子供、生徒に対して出来る事をプランニングする事で、小さな一歩を踏み出してほしい。プランシート、報告、展望、写真を分科会でレポートする機会を持ちたい。→今回の参加者であったように、私立の幼稚園・保育園・学校、もしくは塾などは、比較的始めやすい環境であるのではないか。

・公立学校対象でも、ダイレクトに子供達や教師が対象となると難しいがPTA組織に対しては働きかけやすく、PTAも企業や学校組織とはまた異なる為、年度の途中でも興味を持てば、年間行事に組み込んでくれる可能性は低くない。保護者に体感してもらうことで、子供達の健やかな成長にも必ず役立つことがあるということを伝えるところまで、取り組みたい。そのような機会には、「子供の教育とヨガ」として、教育カリキュラムに取り入れる事例の紹介や提案とその提案に対するの意見回収を行って、次に繋げることを目指したい。

出来れば、お土産におうちでできる子供と親の為のヨガや呼吸法を配る。→子供と一緒にやってみようコーナー。心と体を調える簡単呼吸遊び。のような、ハンドアウト(分科会で共有するもの)を作成し、役立てるとよいのではないか。

子供の教育とヨガは、ここからスタートです。文科省が認めるように、ストレスマネジメント、心のコントロールの方法を子供の段階から伝えていくことがこの先、必ず課題となってきます。ヨガとヨガの呼吸法の活用で、その方法を伝える方法をいくつかのアイディアのパターンとして提示できるように準備していきたいです。勉強会も、少しずつ事例報告のある会、そこから情報を発信できる会になることを目指します。

以上

【勉強会報告】がんとヨガ

2017年08月2日

2017年7月16日社団法人 日本ヨガメディカル協会 第1回「がんとヨガ」勉強会が行われました。

遠くは福岡 大阪 名古屋からもご参加いただき
お申し込みは予定定員を上回る状態で、会場の椅子が足りなくなり急遽購入するという嬉しいハプニングも起きました。
全国にヨガとがんに関わる方や興味のある方がこんなにたくさんいると
いうことは大変に心強く、ファンファーレと共にメディカルヨガのジャパンウェイの礎となる第一章が開幕されたような誇らしさを感じました。

今回の勉強会の3本柱は

1、メディカルヨガ先進国アメリカの現状を知る
(2017年6月アメリカカリフォルニア州ニューポートビーチSYTAR【全米メディカルヨガカンファレンス】報告 秦 絵里子先生)

2、日本各地のがんとヨガ活動報告
(福岡での活動報告
メディカルヨガ チーム九州報告 太田りか先生
大阪での乳がんリハビリヨガ養成講座報告 秦絵里子先生)

3、がんとヨガに関わる
横の連携を深める

「がんとヨガ」勉強会では
愛あるたくさんのハグと
限られた時間内では
収まらないほどの
充実したSYTAR報告
熱意ある
素晴らしいプレゼンテーション
そして今後の財産となるでありましょう仲間づくりが
行われ
無事に閉幕しました。

これからも
第2回 3回と
回を重ねるごとに成長していくでしょう
「がんとヨガ」の
分野にワクワクしております。

諸先輩のいらっしゃる中
僭越ながら
座長を務めさせていただきまして
私もまた大変に貴重な学びをいただきました。
今回 ご参加いただいた
プレゼンテーターのお二人
たくさんの有志のみなさま
そしてお忙しいなか
サポートしてくださいました協会スタッフの
みなさまに
深く深く
感謝いたします。

横山 みつこ
MYLメディカルヨガラボラトリー 横山 みつこ

◉ 勉強会に際し、お寄せいただきましたアンケートへの回答は、分科会メンバー並びに勉強会参加者のコミュニティサイトに掲載いたします。ご確認ください。
これを機に、がんとヨガの分科会へのご参加をお待ちいたしております。

【講座開催報告】医療基礎講座

2017年08月1日

当協会のメディカルサポーターでもある獨協医科大学 神経内科の辰元宗人 先生を講師にお招きし、ヨガセラピスト向けの医療基礎講座を開催致しました。(日時 : 7月29日(日) 13時30分~17時30分)

「医療基礎講座」とはご興味のある方でしたら、どなたでも受講可能、そして日本ヨガメディカル協会のヨガセラピスト認定資格 の必須科目でもあります。(医療従事者の方は免除となる科目です。)
この日も、志高いヨガセラピストの方々が多数、横浜まで足を運んでくださいました。

教科書となるのは
辰元先生の著書
「マインドマップでつながる!わかる!解剖・機能・症状・疾患」です。

普段は医療従事者向けに講義をされている辰元先生ですが、今回は参加者の大半がヨガセラピストということで、受講生さんの声を大切に慎重に進めてくださいました。

基本となるのは「マインドマップ」。
中心からどんどん枝分かれしていく、放射思考を反映したツールは
医療知識が浅い人であっても、ズームアウトした全体像からズームインした細部までを一望できる、非常に優れたツールです。
このマインドマップを実際に作成してみたり、枝分かれしていくマインドマップを見ながら、疾病の予想をしてみたりしました。
受講生の皆さんの、様々な疾病や症状について積極的に質問される姿が印象的でした。
この学びで、受講生の皆さんのヨガセラピーが更に安全で配慮に満ちたものになることでしょう。

次回開催は10月21日(土)となります。
お申込みはこちらから➡http://yoga-medical.org/learning/1520/

【分科会報告書】働く人のための福利厚生としてのヨガ

2017年07月31日

  【報告 座長 小川暢子】参加者 12名

説明ページリンクhttps://www.facebook.com/events/617055998487875/?ti=icl

⑴大手製薬会社でヨガ部を主催している今道さんの参加者アンケートまとめ発表 今道志保

・どのような時間帯(❶就業前❷就業中❸就業後) に会社でのヨガを開催するのが良いのか
・ヨガ部で得られるベネフィットに関して
・どのようなヨガを提供するとよいのか
・今道さんの考えるヨガ部の在り方
・今後の展望

部活に訪れる人々のコミュニティが盛り上がっている素晴らしい事例と参加者の皆さんの気持ちを汲み取る素晴らしいアンケート報告。

⑵大手コンビニチェーン本部、広告代理店でヨガクラスをしているクラス実演 堤晶子
・スーツを着たままできるチェアヨガ
・呼吸法

スキマヨガと名打ち、企業のウェブサイトにも掲載されている堤先生の、企業からの信頼の高さを感じる素晴らしい事例。

⑶外資系金融機関、介護施設、保育所で開催している、働く人のためのヨガクラスのレクチャーと実演 小川暢子
・レクチャー内容のシェア
・ヨガニドラ実演

企業でヨガマットを敷けない環境でもできる様々なヨガメソッドや、睡眠障害や栄養失調など様々な仕事環境における心身ストレスリダクション、またそれによるビジネスパフォーマンスアップを提唱した2年間の事例。

⑷質疑応答
参加者の皆さまからは、それぞれの環境が伝えられ、企業におけるヨガメソッドの普及に対する働く人からのニーズは確実に高いと感じました。ヨガ部が自然発生的に起こればそれは素敵なことで、現状たくさんあるでしょう。しかし、それを企業がやる、と言わなければ福利厚生としての時間は提供できません。私たちの課題は”本当にそれが必要な人々のいる場所”へのアプローチだと深く感じました。
働く場所で過ごす時間が人生の大半を占める中にヨガの優しい時間が流れてくれることを目指して。

   

【勉強会簡易報告】心臓リハビリとヨガ

2017年07月24日

心臓ヨガ専門家・日本ポジティブヘルス研究会代表の秋山綾子さんに座長をお引き受けいただきお、心臓リハビリとヨガの分科会勉強会が開催されました。
詳しい総括は後日掲載しますが、
Take Home Message のみこちらでご紹介します。

「ヨガは薬にできないことができる」
「頑張ってしまう患者さんへの対応 : ゆっくりでシンプルであることが大切
心臓病の人の特徴として、やり過ぎてしまう:だからシンプルでゆっくりであることは、とても大切」
気づきと呼吸が、交感神経が過緊張になっていることを下げていく
セラピストにとって必要な「観察」
「セラピストとして必要な医療的知識、例えばBLS:一次救命処置(Basic Life Support)、AEDなどは最低限身につけておいてほしい」
「医師がヨガセラピストに期待するものは何か」

必要としている人の数に対し、教えることができる人がまだまだ少ない分野です。協会では、この分野で活躍できるヨガセラピストの育成に分科会を通じ取り組んでいきます。
興味のある方は是非ご参加ください。

【分科会簡易報告】看護師とヨガ

2017年07月24日

全国からヨガに興味がある看護師さんが集まりました。
テーマは「Care for Caregiver」
バックグラウンドも、現在の働き方も、看護への想いも様々。
多様性の包容もヨガの醍醐味の一つです。
総括は後日掲載しますが、Take Home Message の一部をご紹介します。

「言葉にするのが難しいことだからこそ、あえて言葉にしてみないと共有できない」
 ◉ 皆で言語化してみました。
「その人がどうしたいかを尊重し、そっと手伝う」ことがヨガの姿勢
看護師という職業の3大特徴「感情労働・コミュニケーションを通じた逆転移・ねばならない化」
 ◉ Self Compassion について学ぶ

【分科会報告書】視覚障がいとヨガ勉強会

2017年07月15日

日時: 2017年7月9日(日) 13:30 〜 16:30

テーマ: 知ること、感じること、考えること、そして伝えること

<第一部>
視覚障がいを知ろう 〜「見えにくい」ってどういうこと?
講師:いけがみ眼科整形外科 眼科 澤崎弘美先生

「視覚障がい」についてのイメージについて話し合ったあとに、基礎知識をご教授頂いた。
その中でも様々な見えにくさの中で代表的な「視力低下」「視野狭窄」「中心暗点」の3点について、実習用眼鏡を使用して、フォントの違う文書や白黒反転の文書を見たり、文字を書いたり歩いたりして体験を行った。

<第二部>
視覚障がいの方をガイドするには? 〜感じてみよう〜
講師:神奈川ライトセンター 歩行訓練士・社会福祉士 内田まり子先生

視覚障がいの方をガイドする際のポイントと気をつける点について、ご教授頂いた。
その後2人組になり実際に歩行・階段昇降などを行い、ガイドする側・ガイドされる側を体験した。

<第三部>
チャレンジド・ヨガ 〜視覚障害の方のヨガとは〜
講師:国立障害者リハビリテーションセンター
資格訓練講師・社会福祉士・ヨガインストラクター 高平千世先生

視覚障がいの方のヨガクラス「チャレンジド・ヨガ」についてのご説明を頂いた。

・活動目的  ①視覚障がいの方へ定期的・継続的に体を動かす機械の提供
②障がい者=チャレンジドが社会・自分のために本来の力をいかせる機会の提供
③ヨガの本来の意味=繋がる(Yuj)地域コミュニティの創出
④ヨガを通じて社会の障がいに対する意識・認識を変化させ気づきを促進する活動
(共に生きる社会を目指す)

・6つの特徴 ①ゆっくり・安全に・そして楽しく、をモットーに3STEP方式でポーズを理解
②わかりやすい言葉と声が聞き取りやすい環境
③弱視の方に見やすい環境
④障がい者向けでなく世界共通のヨガポーズ
(個人の体の状態にあわせたり、反復練習するなどの工夫)
⑤サポーターの誘導・動作支援
⑥希望者への会場までの最寄り駅からの送迎

ヨガ実践者として視覚障害当事者からのお話を伺った。
「一般のヨガクラスに申し込んでも、「安全上」「講師への負担」「他の参加者への負担」という理由で断られることが多い中で(特に後者2点の理由は自分が迷惑をかける存在と認識させ、自身の努力ではどうにもできないものであった)、チャレンジドヨガの存在を知ったときは一筋の光を見いだしたようであった。」

アイマスクを着用し、誘導によりヨガ実技を行った。
声かけなくアシスト・アジャストされる体験を行い、感想をシェアした。

文責:松原

座長レポート:不妊治療をサポートするヨガ 勉強会

2017年05月18日

先日、一般社団法人日本ヨガメディカル協会主催の勉強会『不妊治療とヨガ』が、開催されました。

勉強会には、ヨガ関係者以外にも、医療従事者や、妊活夫婦を支えるヘルスケアサービスを運営されている方、東洋医療分野で携わっている方など、様々な業種の方が、参加されました。様々なバックグランドの方達が、それぞれの立場で意見を出し合い、濃い勉強会となりました。

まず、不妊治療のストレスについて、話し合っていきました。

不妊治療に取り組んでいる方々の、計り知れないストレス。
そもそも、不妊治療は、何かを治すのではなく、健康な人が受ける治療。
でも、治療という限りは、期待はつきもの。
スタートにおいて、治療すればなんとかなる、という期待がある。
そんな簡単に、妊娠するものではない・・・でも、何十万も支払えば、期待してしまう。

ここで、大変なギャップが生まれてしまいます。

冷静に、なれない、現実とのギャップ。
世間とのギャップ、価値観の違い。
このギャップが、ストレスの根源なのでは?
そして、不妊に関する、膨大な量の情報の中から、何を信じれば良いのか?

不妊治療は自由診療であって、本人が決める事です。
実際には、自分より他人を信じてしまっている。

最終的には、自分を信じるという事を、ヨガを通して、気づいて欲しいと思いました。

また、病院の中に、ヨガができる環境があると、安全安心で一番良いのでは?と言う意見が出ました。
そのためには、医療者の先生方に、ご理解を深めて頂くよう、できる取り組みを考えていかなければならない。
これが良い、としたデータがある事で、思い悩む不妊の方に、たてなおす事が、できるのではないか?
一方、ヨガにおいて、科学を証明する事は、ある意味ナンセンス!
それより、ケーススタディーを、取っていく事が、重要なのでは⁉︎

と、意見は飛び交いました。

ヨガセラピーは、奥が深く、自己受容についても、シェアしていきました。
自己否定をしてしまう、不妊の方に、許す、受け入れる体験を、たくさん持たせてあげる事。
ご自分の価値を取り戻すためにも、自己受容をしていく。

など、深い学び合いの場となりました。

日本ヨガメディカル協会 代表理事の岡部朋子先生が、

『ヨガ関係者だけの話になると、それが時には、危うさがつきまとう事もあるが、様々な分野の方と意見を出し合っていく事で、現代の日本での問題も、浮かび上がらせる事が出来たと思う。』

と、お話していましたが、本当にそう思いました。

不妊に悩む多くの女性は、完璧主義で追い詰められている、と言われていますが、取り組み次第で、ヨガのツールは、パワーがあると確信しました。私がヨガを通してできる事、それはテキストもマニュアルもなく、大切なのは、思いやる気持ち、寄り添う気持ちだと思います。
この勉強会で、終わりではなく、次に繋げていきたいです。

協会では「不妊治療をサポートするヨガ」の分科会にて今後も勉強会を続けていきます。
分科会への参加・勉強会へのご案内をご希望の方は、こちらをご参照の上、ご登録をお願いいたします。

医療・介護の現場に活かすメディカルヨガ基礎講座(横浜)開催のご報告

2017年05月1日

2017年4月21日、22日に第2回「医療・介護の現場に活かすメディカルヨガ基礎講座」が開催されました。
既に医療や介護にヨガセラピーを活かされている方、これから活かそうと考えられている方、医療従事者の方など、様々なバックグラウンドの皆様にご参加いただきました。
自らヨガを実践することを大切に、寄り添いながら伝える力を養う本講座、皆様の知識とアイデアが交わり、活かされ、発展する講座でありました。
下記、参加者様からのご感想です。
(ご本人の許可のもとご紹介させていただいております。)

私は看護師の仕事をする中で、処置や治療だけでは満たせない分野があるのではないかな、とずっと思っていました。もちろん、医療は病気を治す上でとても大切なものです。
しかし、医療現場にいる方で、それだけじゃなく患者さんの緊張を解き、治療で頑張りすぎてる自分を癒し、治癒力を高めてくれる何かが必要なのでは、、と考えている方は少なくないと思います。
もちろん、病院に来なくていいように、健康を維持する事もこれから益々重要になってきます。
この講座で勉強できるヨガは、世間一般に知られるヨガはよりも、もっと伝えたい相手に寄り添ったヨガでした。
自分自身もヨガをやっていますが、世間一般に知られているヨガは、体や心が弱ってる時にはハードルが高いものでもあります。
この講座では、病院、介護の現場で、様々な疾患を抱えられている方にも出来るヨガを学ぶ事が出来ますが、ヨガを伝える為の方法を具体的に学び、実技も参加者で実際に行う事で、より具体的にイメージする事が出来ました。
皆さんの様々な経験から出た問題や解決法を考える事で、明日から実際に使える知識を身につける事が出来ました。
ヨガは代替ではなく、補完、であるという事を頭に置き、何のために、医療介護現場でヨガを伝えるのか、自分の中でしっかり整理する事ができました。
こちらで学んだ事は、私たちが今出来る事を、少しずつでもいいから周りの方に伝え始め、寄り添う事を自分なりに続けていく事で、この講座を受けた意味があるのかなと思います。素敵な学びの場をありがとうございました。









講座で学ぶポーズは、疾患を抱えた方やご高齢の方でも行えるように、大変簡単なものになっています。
そのポーズをベースとして、どのようにアレンジしながら目の前の人に寄り添ったヨガを伝えていくのか。
様々な事例を共有しながら、具体的な症状に対するヨガセラピーを組立てグループごとに発表をいたします。
また、ヨガを伝える際の心のあり方についても学びます。
次回は6月5日、6日と東京で開催です。

医療、介護の現場に活かすメディカルヨガ基礎講座(東日本橋)


ご参加をお待ち申し上げております。

シモの悩みとヨガ勉強会報告

2017年04月19日

シモ、下腹部、骨盤まわりのお悩みはデリケートな部分で人に話しづらく、4 人中 3 人が誰にも相談できず一人で抱 え悩んでいるとも言われています。また、意を決して病院へ行こうとしても、何科を受信すればいいのかわからなかったり、医師を前にすると本当の悩みを伝えられなかったりもします。今回の勉強会ではそんな悩みを解決するために ヨガではどんなことができるのかを、話し合いました。

◆どんな悩みがあるの?どんな症状があるの?

・便秘、下痢、過敏性腸症候群、尿漏れ、頻尿、腹圧性尿失禁、骨盤臓器脱、痔など排泄器官、生殖器官の症状のほか、腹部の術後、産前産後の後遺症、骨盤のずれやゆがみによる症状など
・頻尿は圧倒的に男性に多い
・子宮脱の体験談
・腹部手術後の体験談

◆どんな悩みがあるの?

例えば便失禁を例にあげてみましょう。排便をコントロールできなくなるということは打ちのめされるような思いになるものです。加齢による肛門括約筋の機能低下、自然分娩による肛門の損傷、直腸手術、痔瘻などの手術、神経系の障害、過敏性腸症候群、食生活など、原因は様々で高齢者だけではなく幅広い世代で悩んでいる人たちがいます。五味太郎さんの「みんなうんち」という絵本がありましたが、幼児期はうんちのことを恥ずかしい事ではなく話していたのに、いつから、何となく恥ずかしい話題になったのでしょうか。

シモの悩みはまず、精神的なダメージ、ストレスが多いように思います。

・人に、医師にも家族にさえも相談しづらく、症状を悪化させる事にもなりかねない。
・その事により、行動範囲が狭まり、趣味を諦めてしまったり外出来る機会が減ってしまったりし心の病にもつながりかねない。
・便秘から認知症を引き起こすこと、認知症が進むことがある
・産後床上げ 2 ヶ月というのは守った方が良い。産後の無理は後になって体に不調をもたらす。
・ヨガクラスに参加していたのに、トイレが近い事から参加を断念。

◆ヨガができること

(1)心のケア

人間誰しも多かれ少なかれ悩みや痛みを抱えています。
生きているからこそ、悩み苦しむということ、今、呼吸をしているだけで大丈夫なんだよという安心感、ヨガを実践するのにアーサナ以上に大切なことではないでしょうか。

・ヨガの八支則、「非暴力」は自分の体に対して心に対してもいえることである。
・今ここにある、今この状態が自分である、ということを素直に受け止める事、すべてを包み込みその自分を愛してあげること。
・人間の体は世界一の薬局である

(2)呼吸法(プラーナヤーマ)

深呼吸するだけでも心が落ち着き、心が少し軽くなるものです。悩んでいる時にもれるため息をつくという事も本能的に心を軽くしているのかもしれません。ヨガでは多くの呼吸法があり実践することでさらに心と体のケアができます。
・片鼻呼吸(ナディショダーナ)は自律神経のバランスも整い、リラックス効果があります。
・カパラバディやバストリカのように内臓機能を活性化させ腹横筋、横隔膜、骨盤底筋群などの筋肉を鍛える呼吸法もあります。
・カパラバディは便秘解消にも効く

(3)ヨガのポーズ(アーサナ)

骨盤まわりのバランスを整え、内臓を支えている筋肉を鍛えることは症状緩和にとても役立ちます。特に骨盤底筋群を鍛えるポーズはシモの悩みトラブルの解消になります。骨盤底筋群と検索してみると多くの情報が得られます。鍛えてアンチエイジング、強化して尿漏れ防止、骨盤底筋が目覚める子宮ヨガ、など。

実際に骨盤底筋群を動かしてみましょう。

・おしっこを我慢する感じ
・肛門や膣から水を吸い上げる感じ

色んな表現があると思います。骨盤底筋群だけを動かすのは難しく腹横筋などのインナーマッスルや太ももお尻のアウターマッスルと連動して動いています。この部分を使うヨガのアーサナを考えてみましょう。ケーゲル体操という骨盤底筋体操も多くのところで紹介されてます。

・橋のポーズ
・弓のポーズ
・バッタのポーズ
・キャット & カウ
・ムーラバンダ
・お尻歩き

などなど バンダとは、ロックする、締める、縛るといった意味があり、氣、プラーナの流れを外に漏れないように内側で締め つけ閉じ込め体内で巡らせる働きがあります。三つの代表的バンダ、ムーラバンダ 、ウディヤナバンダ、ジャランダ ラバンダのムーラバンダはちょうど骨盤底に位置します。

◆骨盤底筋群とは

骨盤底筋(こつばんていきん)は、骨盤底を構成する深会陰横筋、尿道括約筋、肛門挙筋、 尾骨筋の 4 つの筋の総称のことで骨盤の底にあり、膀胱や尿道、子宮、直腸などのお腹の 臓器をハンモック状に下からしっかりと支えています。また尿道や膣、肛門 を引き締め る役割をも果たしています。20 歳代の女性で5~9cmの厚みがありますが年齢とともに 衰えていくと様々な症状を引き起こす原因になります。

◆次のステップ

家族や悩まれている方向けのクラス開催

「便秘、下痢、過敏性腸症候群、尿漏れ、頻尿、腹圧性尿失禁、骨盤臓器脱(産後や更年期の子宮脱)、痔など排泄器官、 生殖器官の症状のほか、腹部の術後、産前産後の後遺症、骨盤のずれやゆがみによる症状」にまつわる臨床情報の収集

医療・介護の現場に活かすメディカルヨガ基礎講座(茨城)

2017年02月14日

茨城県看護協会様で行われました、第一回・医療・介護の現場に活かすメディカルヨガ基礎講座(茨城)が無事終了いたしました。半数以上が医療従事者の方でしたが、医療従事者とヨガセラピスト、そしてヨガは初めてという方々、様々なバックグラウンドを持たれた方の交流が、とても良い学び合いの時間になりました。

講座で学ぶポーズは、病気を抱えた方やヨガが初めてという方向けに大変簡単なものになっています。
スタジオで行うようなポーズではないヨガを、丁寧に伝える練習を行いました。
受講された方々の多くから「ヨガの初心に戻れた気がする」という感想をいただきました。

最も活気にあふれた「禁忌への対応と応用」
全てのチームに医療者の方がいたことから、具体的な症例についての禁忌は具体性を帯び、各チームごとに発表を行いました。

同じ志を持つ仲間がお互いに励ましあって、それぞれができることから始め、未来を作っていきます。

下記、参加された皆様からの感想です。(ご本人の許可のもとご紹介させていただいております)

第一回「医療、介護の現場に活かすメディカルヨガ基礎講座」には医療従事者、ヨガインストラクター、患者さんのご家族、患者本人、いろんな立場の方々が集まり、いろんな方向からヨガを見つめることができました。
そして医療とヨガの接点、架け橋になりました。またヨガセラピストとヨガインストラクターの役割の違いも確認することができ、気付きと学びの多い2日間でした。
看護士さんや薬剤師さんのお話も聞けて、自分の辿って来た病の道も確認でき、知らなかった医療的なことも教えていただけて、今後同じような立場の方とめぐり会えた時にお役に立てたらと思いました。
私自身がん患者であり、ヨガインストラクターとしてヨガをお伝えしておりますが、「寄り添うヨガ」を目指していきたいと思います。
自分自身への寛容さを忘れずに笑顔が広がるようなヨガの空間を楽しみたいです。

次回は横浜での開催となります。
http://yoga-medical.org/learning/888/
医療とヨガに興味をお持ちの方、みなさまのご参加をお待ち申し上げております。

「医療、介護の現場に活かすメディカルヨガ体験・入門講座」が開催されました。

2017年01月26日

2017年1月23日(月)、24日(火)横浜にて、
「医療、介護の現場に活かすメディカルヨガ体験・入門講座」
” ウォーミングアップ ” と ” 安心椅子ヨガ ” がそれぞれ初開催されました。

その模様をご報告いたします。
(写真は ” 安心椅子ヨガ “です。)

まずは当協会公認コーチと参加者の皆様で自己紹介をいたしました。
講座への参加理由は皆様それぞれです。


協会では4枚のカードをご用意しています。
入門・体験講座では1枚のカードをじっくりと学びます。
カードがどういった病気や症状を持った方に向いているのか、
どういった環境の時に向いているのか考えていきました。


患者さんになったつもりで、体験。


実際にやってみると、手の置く場所ひとつ、心地よい位置は人それぞれだと気付きます。
左右で動き具合に違いがある場合、例えばご自身の患者さんで片麻痺の方に伝えるには…
などと疑問も湧いてきて、コーチへ質問も出ていました。


参加者の方々同士でポーズを伝え合ってみます。
伝える人が変わると新たな発見があります。


ポーズのアレンジについても考えてみます。
どのようにしたら、安全で快適にポーズがとれるのか、
現場を想像し、アレンジの想像を膨らませていきます。


ヨガを体験し、伝え合う中で、
皆様がどんどんリラックスされている様子が伝わってきました。

「最初はこのカード一枚だと物足りないのではと思っていましたが、
そんなことはなくて十分でした。
胸に手を当て呼吸をしていると、自分を大切にしようという思いが湧いてきました。
ヨガを教えるのは難しいかなと思っていましたが、伝えたい気持ちになりました。」

など、皆様と感想を語り合い。


打解け合って素敵な笑顔です。
(写真掲載の許可をいただいております。)

体験・入門講座は下記の予定で、お申込みを受付しております。

2月21日(火)14:00〜16:30(ウォーミングアップ)
2月28日(火)14:00〜16:30(ゆっくり呼吸ヨガ)
3月21日(火)14:00〜16:30(安心椅子ヨガ)
3月28日(火)14:00〜16:30(筋力、代謝アップヨガ)
(いづれも横浜開催。4月以降の開催は未定。)

詳細、お申込みは「勉強会・講座のご案内」ページをご覧ください。

第一回カンファレンス盛会のご報告

2017年01月18日

2017年1月15日 (日)早稲田奉仕園にて行いました
YMSJ第1回カンファレンス「 医療とヨガセラピーのJapan Way」は
満員御礼、盛況のうちに終了することができました。

ご参加下さいました皆様、誠にありがとうございました。

開催にあたりまして

愛誠病院ヨガクラス 平山綾子さま
日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科助教授の門倉玄武先生
綾瀬循環器クリニック所長の多田博子先生
看護師の泉亜土さま
理学療法士の千葉一幸さま
早稲田大学人間科学部健康福祉科の三輪浦麻衣さま

大変意義の深いお話と論文紹介、ありがとうございました。

大寒波が日本列島を襲ったこの週末、雪降る中、遠方からお越しくださった参加者様も多数いらっしゃいまして
皆さまの医療とヨガに対する関心の高さと希望、学びに対する積極的な姿勢に外の寒さとは裏腹に、早稲田奉仕園は熱気を帯びておりました。

終了後には沢山の方々が連絡先を交換し合い、御名残り惜しいような大変良い雰囲気で終わることができました。
皆さまにご協力いただきました貴重なアンケートのご意見を参考に第2回の開催、
そしてヨガセラピーのJapan Wayを作るべく協会メンバー一同、さらなる活動に邁進していく所存でございます。


ヨガセラピーのシステムデザインを考えるワークショップ


代表理事岡部による協会設立の理念への説明がありました


臨場感があった愛誠病院精神科入院病棟でのヨガ導入事例


ヨガの語源は、つなぐ、結ぶ、お二人が、愛誠でつなぎ、結んで行ったご縁は想像以上のものでした


心臓病とヨガ:医師、看護師、理学療法士のみなさんによるパネルディスカッション


医療現場を理解してほしい、というメッセージは協会にとって活動への課題となりました


グループワークで懇親も深まりました


司会は協会公認コーチ小野田です。ヨガだけでなく様々なバックグラウンドを持った人材に協会は恵まれました


自分たちの言葉での活きた想い


日本医大の門倉先生による臨床を交えたお話には説得力がありました


ランチタイムには各分野に特化した文化交流会を行いました


不妊治療とヨガは今後大きなテーマとなりそうです


現場の声、これからの課題、ここでしか聞けない意見だったように思います


協会理事でありYogini 編集長が語る医療とヨガの未来

詳しくは後日レポートさせていただきます。

Photo by Nozomi Fujimura